不安や悩みが尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、増刷を重ねて好評多々の感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。とても読みやすいオムニバス形式の8つのショートストーリーは、ふと心が落ち込んだとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】アナタのまわりの偉そうな人の末路

頭角を現す人、行き詰まる人の決定的な違い

アナタのまわりに、なんだか知らないけど偉そうにしている人はいませんか? 偉そうにしているのに、ぜんぜん実績がともなわない人。これはもうお話にならないから、誰も相手しなくなりますけれど、実績のある人で偉そうにしている人もいます。

実績があるのに謙虚な人もいれば、偉そうにしている人もいる。謙虚な人はさらに伸び、偉そうな人はいずれ没落しやすいんですね。偉そうにしているってことは、まわりの人を見下しているということの現れでもあります。まわりの人と自分は、対等だと思っていないということです。

こういう人は、自分になにか問題があっても気づかないし、変えられないんですよね。だから、過去にいくら実績があったとしても、没落の道を歩むんです。

いずれ行き詰まる人の特徴

偉そうにしてる人はまわりを見下す傾向が強く、他人のことを思いやったり、後輩を育てようなんて、さらさら思っていないことが多い。アテクシの経験からしても、優秀な後輩がいたら足を引っ張ったりして潰そうとする傾向が強いです。

仕事でもプライベートでも、自分のロールモデルになるようなメンター(助言役)を得ることがあります。でも、偉そうにしている人には、どれだけ実績があって知名度があっても、ついていってはいけません

偉そうにしている人は没落する

一方、実績があるのに、「たいしたことはない」「自分はまだまだだ」なんて謙虚な態度で、自分の道を極めようとしているような感じの人こそ、ついてっていいと思うんです。

判断の目安は、その人のまわりの人に対する姿勢です。先輩・後輩・上司・部下の立ち場の違いにかかわらず、謙虚に接して、部下や後輩もいろんなことを教えてもらって、まわりの人が楽しそうにしている。そういう人は、自然と伸びていくんですね。偉そうにしている人は、いずれ没落します。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。