誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】頑張る人は損をする? 理不尽だけど“現実を受け止めたほうがいい人”の解決策

仕事ができる人の究極の決断

仕事って、できる人のところに集まりがちですよね。「あの人に頼めばなんとかなる」「仕事が早いから頼もう」……そんなふうに仕事ができない上司の仕事が、次から次へと回ってきて、肉体的にも精神的に追い詰められたりするケースもあります。

そうした職場で働いていて、どうしても合わないときは、上司の上の上司に助けを求めてみる。それでも埒が明かないのであれば、職場を離れるという選択をしても良いと思うんです。仕事ができる人なら、ほかの職場は見つかるでしょうから。

自分ではコントロール不可能なことで、心身ともに蝕まれてしまうようであれば、職場を離れるという選択をしたほうがいいんです。ただ一方で、精神的に追い詰められているときというのは、極力大きな決めごとはしないほうがいいということもあります。

最初から飛ばしすぎないことも大事

少し精神的に余裕が出てきてから、様子を見て冷静になって考えてみても、やっぱり精神的苦痛が治まらないというのであれば、職場を離れることも念頭に置いてみるほうがいいでしょう。

一方で、こんなことも思うんです。新しい職場で仕事するとき、最初から仕事をやりすぎないほうがいい。まずは仕事場の様子を見る。入社したてだったり、配置転換されたばかりだったりの頃は、新しい職場の雰囲気がつかめないものです。

職場環境というのは大事ですから、ガンガン仕事をやってる人がちゃんと報われる職場なのかどうかっていうのを見極めることも大事なんです。

働いてみないとわからないことがある

一生懸命頑張る人が気持ちよく仕事できる職場ならいいのですが、そうじゃない環境もあるんです。それは、傍から見て、パッとわかるものではなく、実際に働いてみないとわからないものです。

頑張りがいのない職場というのも実際にあるわけで、良かれと思って最初から全力投球してしまうと、時すでに遅し。どんどん余計な仕事が回ってきて神経をすり減らすことにもなりかねません。

“がんじがらめ”にならないように

一生懸命頑張れば、ちゃんと迎えてくれる組織なんだろうか、というところをある程度見定めてから、少しずつエンジンをかけていくくらいがいい。よくありがちなのは、とても素直で良い人柄の頑張り屋さんが、早くみんなに認めてもらおうとして、最初から頑張りすぎるパターン

仕事をしない古株の仕事が、どんどん集中しかねません。最初のうちは頑張れると思うのですが、いずれ気づくんです。頑張れば頑張るほど自分が追いつめられることに。そのぶん給料が上がるわけでもなければ、たいして感謝されるわけでもない

不満が募ったときには、もうがんじがらめというのは、けっこうよくある話だったりします。ちょっと切ない話になってしまいましたが、世のなかはそういうことがあるもの。参考にしてくださいね。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。