誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】「みんなと仲よくするのが当たり前」という面倒な価値観…人間関係をラクにする究極の方法

人と関わりすぎない
という選択

人間関係をラクにする究極の方法は、人と関わりすぎないこと。人間関係の悩みの多くは、余計な人と関わって生じるものだからです。これが意外とできていないことなんです。自分が望んでいない人間関係も、向こうからやってくるからです。

そもそも人は寂しがり屋のところがあるので、積極的に人間関係をつくろうとする人も多いです。また、「みんなと仲良くしたほうがいい」と思い込んでいる人も少なくありません。だから「人と関わりすぎない」というと、どうしてもネガティブにとらえられがちなんですね。

精神科医という職業柄もあって、アテクシのもとにはいろんな悩みごとが寄せられます。そのなかでも人間関係についての悩みがいちばん多いです。その多くは、そもそも関わらなくていい人と関わっていることから生じる悩みだったりします。

「みんなで仲良くするべきだ」
という価値観のすり込み

人間関係は積極的に築くことも大事ですが、余計な人間関係を築かないという選択肢も大事です。そして、自分の意識の持ち方や、ちょっとした行動パターンの変化によって、人と関わりすぎないことは、いくらでも達成可能です。

アテクシはジム通いしていますが、黙々とトレーニングをしたいタイプ。話しかけられるのが、あまり好きではありません。どちらかというとトレーニングに集中して、あえて話しかけにくい雰囲気を出しているんですね。

ジムを“交流の場”としてとらえている人もいますから、余計な人間関係を築かないという防衛スタイルも必要なんです。そうはいっても、「みんなで仲良くするべきだ」と思い込んでいる人もいます。そういう自分の価値観を悪気なく他人にすり込もうとしてくる人もいるわけです。

悪く思われたら
むしろラッキー

そういう価値観の人に話しかけられたら、きちんと挨拶をすることは大事です。そういう人にとって、人と関わりすぎないというスタンスは悪だという思い込みがあるので、のちのち悪くいわれる可能性もあります。

そうしたリスクに屈してあまり望んでいない人間関係が築かれると、ある時点で問題が生じたりするんです。だから、最初から関わりすぎない。悪くいわれたところで、「深入りされなくてよかった」と開き直るくらいがちょうどいいんです。

悩むなら
“悩むべき人間関係”だけ

いったん築かれた人間関係は継続していくものなので、メンテナンスが必要です。余計な人間関係を増やしてしまうと、悩みの種が生じかねません。人間関係の悩みはゼロにはならないかもしれませんが、もし悩むとしても、悩むべき人間関係だけにしたいもの。

いたずらにストレスを増やすと身がもちませんから、人と関わりすぎないようにする意識をもつことは、けっこう大切なんです。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。