人間関係、親子問題、アダルトチルドレン専門のカウンセラーであるPoche(ポッシュ)さんの初めての本『あなたはもう、自分のために生きていい』には、「読んで心がラクになった」「救われた気がします」「自分だけじゃなかったことに安心できた」といった読者からの感謝と喜びの感想が次々と寄せられています。ここではそんなPoche(ポッシュ)さんに、「すべては自分のせい」と責め続けてきて傷ついてしまった心を軽くして、今ある生きづらさが少しでもラクになるヒントを教えてもらいます。
(※本稿は特別な書き下ろしです)
「始めよう」と思うと不安になる…
新しいことを始める時は
不安なことのほうが頭に浮かびやすい。
やる気がないわけでも
怠けているわけでもない。
脳のしくみのせい。
やりたいのに一歩踏み出せない時には
「これができたらどんないいことが起こるか」
3つ書き出してみる。
脳が前向きになるから、成功する確率もグッと上がりますよ。
* * *
一歩が踏み出せない時に試してほしいこと
何かを始めなきゃいけない、なんてことはありません。
自分を変えなきゃいけない、なんてこともありません。
誰かに言われてそうする必要は、まったくありません。
でも、もしあなたが「やりたいのに一歩踏み出せない」と感じているのなら、今からお伝えする方法を試してみてほしいなと思います。
それは「これができたらどんないいことが起こるか」を3つ書くことです。
やらない理由に共通する心理
一歩踏み出せない理由は、人それぞれ違います。
「過去の思い込み」がブレーキをかけていることもあれば、現状を変えることへの不安、自己肯定感の低さから一歩踏み出せないこともあるでしょう。
いずれの場合も共通しているのは「やるメリット」と「やらないメリット」を比較した時に、「やらないメリットが勝ってしまう」という点です。