この本は100万円以上の価値がある!」東証プライム上場社長で現役マーケッターである「北の達人コーポレーション」木下勝寿社長が絶賛。大きな話題となっている一冊の本がある。それが、コピーライティングの第一人者である神田昌典氏が25年の集大成『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。スマホ時代に完全対応し、従来のコピーライティング書の常識を凌駕する本書のポイントを抜粋して紹介する。

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圧倒的に売れる人の習慣

 今回は圧倒的に売れる人の習慣を見ていこう。

 なぜ売れる人は売れ続け、売れない人はさっぱり売れるのか?

 その謎を解くのにうってつけなのが、我々が苦心して開発した「PMMサーチシート」だ。

 本書やこの連載でも触れた「PMMサーチシート」には2つの役割がある。

1. LP・セールスレター作成に必要な情報を抜け漏れなく、すばやく集める
2. 1.で集めた情報をもとに「誰が・何をして・どうなった?」を決める

 ここでは、「PMMサーチシート」の誕生秘話をお話ししよう。

 元々は私、衣田がLPを書くときに、リサーチ段階で抜け漏れが出ないよう、何を調べるべきかをまとめていたものが出発点だった。

 その後、神田のビジネスパートナーとなり、マーケティングコンサルタントと共同でLPをつくる機会が多数出てきた。

 クライアントとマーケティングコンサルタントが打合せをして、情報収集し、それをもとにLPを書く。

 しかし、マーケティングコンサルタントが自分でLPを書くケースは少ないので、書くために必要な情報を、コンサルタント自身が的確に把握しているわけではない。

 だから、クライアントとの打合せ結果を聞いても、私のほしい情報がなく、もう一度ヒアリングしてもらう必要が出てきた。

 そこで、「この情報さえ聞いてきてくれれば、後はこちらでLPにできる」という項目を厳選し、ヒアリングシートをつくった。

 これをベースに、神田と研究を重ね、PMMの観点で必要最低限かつ十分な項目に絞り込んだ。

 コピーライティングはプロセスが料理と似ている。

 ビーフカレーをつくるには、牛肉、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、カレーのルーなどが必要だ。そもそも牛肉がなければ、ビーフカレーにはならない。つまり集めた素材以上のものはつくれない。

 コピーライティングも書く前に集めた素材以上のものは書けない。

 だから、事前にどれだけ良質な素材=情報を集められるかが、コピーライティングの成否のカギを握るのだ。

 事前準備は効率にも影響する。

 カレーを煮込む段階でルーがないことに気づいた場合、煮込みを中断して、ルーを買いにいかなければならない。

 コピーライティングも書いている途中で、必要な情報がないことに気づけば、書くのを中断して、情報収集に走らなければならない。

 この行ったりきたりが大幅に効率を下げ、時間ばかりかかってしまう。

PMMの心臓部分があぶりだされるように設計された
「PMMサーチシート」

 そこで、神田が『稼ぐ言葉の法則』の中で紹介している「稼ぐ言葉を掘り当てる5つの質問」(以下、5つの質問)の要素を加え、必要な情報を抜け漏れなく、効率的に集めるために誕生したのが「PMMサーチシート」なのだ。

 この5つの質問だけでも、PMMの心臓部分があぶりだされるように設計されている。

 質問1:商品・サービス
 質問2:顧客
 質問3:自社
 質問4:共感
 質問5:証拠

 LP・セールスレターを書く際には、まず5つの質問に答えよう。

 逆にいうと、5つの質問の答えが見つからなかったら、文章でどんなに挽回しようとしても一切無駄だ。

 この作業はとてもシンプルだが、顧客の内面や、商品・サービスの魅力を深く掘り下げる、とても重要な作業でもある。ぜひ成果を信じてやってみてほしい。

「稼ぐ言葉を掘り当てる5つの質問」とは?

圧倒的に売れすぎる人に共通する5つの質問とは?

 これだけで、PMMのメインの部分は考えられるが、この5つの質問をベースに、LP・セールスレターを書く前の準備=リサーチに必要な情報を織り込んでまとめたのが、本書228ページで紹介する「PMMサーチシート」なのだ。

 これほど効果的な武器はそうそうないので、ぜひ使い倒し、あなたのビジネスに今すぐ役立てほしい。

PS.1.『コピーライティング技術大全』の活用法を解説したセミナー動画をご覧いただけます。

(この動画は予告なく終了することがあります)

PS.2.本書の巻頭・巻末には、あなたの売上を劇的に上げる4つの最強の武器…【PMMサーチシート】【PMMセルフチェックシート】【「BTRNUTSS」見出しチェッカー】【PASBECONAテンプレート】を書籍初公開しました。
 そしてこのたび、【広告評価プログラム】について特許を取得しました。

 これら4つの武器は、四半世紀の叡智を凝縮したもので、即効性と再現性が担保されています。

圧倒的に売れすぎる人に共通する5つの質問とは?

(本原稿は、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)