農業危機を生き抜くのは？農家1700人超のアンケートで判明した「儲かる」農業

JAグループに対する怒りが沸騰している。肥料や燃料の高騰で、農家が廃業しているのに、手を差し伸べる農協は極めて少ないからだ。特集『儲かる農業 下剋上 ピンチをチャンスに』では、農家の農協離れをビジネスチャンスにして農業の主役交代を目指す企業や農業法人の“下剋上”の動きに迫る。農家1700人超から集めたアンケートの回答をフル活用して農業の最新事情をお伝えするとともに、512農協の財務データを分析し、赤字に転落しそうな農協を割り出した。ダイヤモンド編集部の独自試算で、157農協が赤字転落することが分かった。（ダイヤモンド編集部　千本木啓文）

＃1　3月27日（月）配信
157農協が赤字転落！JA赤字危険度ランキング2023【全国ワースト512・完全版】

　ダイヤモンド編集部の恒例企画「JA赤字危険度ランキング」で、157農協が5年後には赤字に転落することが分かった。全国の農協で総額1500億円に及ぶ金融事業の減益ショックのインパクトをJA別に探る。

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＃2　3月27日（月）配信
JA共済の不祥事を群馬県庁が「不問」に！共済の“自爆営業”横行を許す悪しき政治的配慮の実態

　農水省は、農協職員による共済（保険）の “自爆営業”の防止に乗り出した。だが、行政は、政治的配慮から農協の不正に目をつぶりがちだ。その典型例として、群馬県の農協による共済の不祥事を「不問」にした群馬県庁の体質を問う。

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＃3　3月28日（火）配信
農家が選ぶ「支援を期待できる企業」ランキング！トヨタ脱落、シェア争いの鍵は「脱炭素」

　食品の生産から消費まで一貫して支援するプラットフォーマーになるのはどの企業か――。今年はトヨタ自動車など新規参入組への期待値が下がり、農業の老舗が“有望株”として名乗りを上げた。

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＃4　3月28日（火）配信
農家1738人が選ぶJA「支持率」ランキング2023【全国ベスト133・完全版】

　毎年の恒例企画、農家が決める「JA支持率ランキング」をお届けする。共済などの金融事業の減益額を、農産物の販売事業の増益でカバーする覚悟を決めた農協が上位を占めた。

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＃5　3月29日（水）配信
農業で「使える＆期待外れツール」ランキング2023！期待外れ4位はメルカリ、1位は？

　恒例の、農業で「使える&期待外れ」ツールランキングを発表する。今年は衛星データを活用するサービスの人気が急上昇。宇宙利用を巡り、JA全農とスタートアップが激突している。

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＃6　3月29日（水）配信
「レジェンド農家」ランキング2023【ベスト22】上位陣のコメ生産コストは全国平均の3分の1！

　ダイヤモンド編集部は、規模と収益性で際立った経営を実現している「レジェンド農家」を今年も発表する。危機を商機に変える経営戦略を解き明かす。

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＃7　3月30日（木）配信
JAの「名門」北海道中央会でお家騒動勃発！会長vs専務の暗闘がホクレンに飛び火

　かつてJA全中の会長、副会長を輩出した名門、JA北海道中央会がお家騒動に揺れている。会長と専務が暗闘を繰り広げているのだ。農協の農家代表の役員の弱体化と、中央会の凋落を象徴する内紛に迫る。

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＃8　3月30日（木）配信
北海道の“農協のドン”が激白「使用人の専務が、農家代表の人事に介入するなど言語道断だ」

　JAグループで、農家代表の役員と職員出身の役員の対立が激化している。「北海道農協界のドン」と称されるJA帯広かわにしの有塚利宣組合長に、農協のあるべきガバナンスについて聞いた。

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＃9　3月31日（金）配信
農家は廃業の一方、肥料・農薬メーカーやJA全農関係会社は大もうけ…「農家搾取」の大問題

　加工食品や肥料は値上げされているのに、なぜ農産物だけは生産コストを価格に転嫁できないのか。農業業界の「農家搾取構造」の闇に迫るとともに、将来的な農家の希望を追った。

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＃10　3月31日（金）配信
「中小キラリ農家」ランキング2023【ベスト22】1位・ヒューリック出資のイチゴ農家の収益力

　ダイヤモンド編集部が面積当たりの収益性に注目して選ぶ「中小キラリ農家」を今年も発表する。1位は大手不動産会社、ヒューリックが出資する革新的なイチゴ農家だった。

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＃11　4月1日（土）配信
農家が選ぶ「儲かる販路」ランキング2023！価格転嫁できる売り先としてポケマルが復活

　加工食品は値上げが相次いでいるのに、なぜ農産物だけ安いままなのか――。農家の悩みを解消し得る、価格転嫁できる売り先を担い手農家アンケートの回答から探った。

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＃12　4月1日（土）配信
JA「人材流出深刻度」ランキング【383農協】ワースト4位JA対馬、1位は？

　農協の経営リスクは収益性の悪化だけではない。実は、職員の離職が止まらなくなっているのだ。ダイヤモンド編集部は初めて各農協の人材流出の深刻度をランキングした。

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＃13　4月2日（日）配信
中国出資の農業法人が日本の農地「26万平米」取得、外資規制が後手で食料安保に鈍い日本政府

　中国が出資する農業法人などが、日本の農地26ヘクタールを取得していることが分かった。英国などでは外資の農地買収を規制する法律が整備されているがが、日本政府の動きだしは鈍い。

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＃14　4月2日（日）配信
農水省「次期次官の大本命」は改革派、農協への“天下り復活”の旧態依然は変わるのか

　ウクライナ危機で食料危機の懸念が高まる中、食料安全保障を担うべき農水省で、改革機運の後退や若手のモチベーション低下が起きている。元凶となっているのが農協への天下りの復活だ。

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＃15　4月3日（月）配信
JAの長老支配に反旗！JA共済連や全中の「職員搾取モデル」に地方組織から謀反の嵐

　JAグループは、JA共済連などの全国組織が農協に事業推進の目標を割り振り、農協に営業をやらせてきた。農協職員を搾取するようなビジネスモデルに、地方から反逆の動きが出ている。

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＃16　4月3日（月）配信
サツマイモ輸出で年商20億円！50代のレジェンド農家が後継者を「選挙」で決めた理由

　ダイヤモンド編集部が選定するレジェンド農家14位にランクインした、宮崎県のくしまアオイファームの儲かる秘訣に迫った。

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＃17　4月4日（火）配信
JA支持率1位！JAふくしま未来組合長が語る「連合会への注文と農家所得16％アップ達成の秘訣」

　ダイヤモンド編集部が担い手農家アンケートの回答に基づき作成した「JA支持率ランキング」で全国首位となったJAふくしま未来の数又清市組合長に、農協の課題などを聞いた。

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＃18　4月4日（火）配信
ブランド野菜と和牛で売上高10億円！ケール農家が明かす業態転換で大成功できた理由

　ダイヤモンド編集部が選定するレジェンド農家3位にランクインした、鹿児島県のさかうえの儲かる秘訣に迫った。

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＃19　4月5日（水）配信
農家の後継者をマッチングサイトで見つけた50代、鴨農場を継いだ30代…就農＆事業承継最前線

　新規就農の常識が激変している。第三者の事業承継やM&Aが一般的になってきたのだ。事業を譲りたい人と継ぎたい人をつなぐマッチングサイトも登場した。就農の最新事情に迫った。

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＃20　4月5日（水）配信
熊本の馬肉工場が3度の危機から不死鳥的復活を果たせた理由、鍵は「スピード解体58分」

　ダイヤモンド編集部が選定するレジェンド農家5位にランクインした熊本県の千興ファームの馬肉加工施設に記者が潜入取材を敢行した。

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＃21　4月6日（木）配信
農家が選ぶ「カリスマ農家」ランキング2023【ベスト13】7位は有機農業で売上35倍、1位は？

　ダイヤモンド編集部の「担い手農家アンケート」に答えた1738人の農家が、「未来の農業のモデル」として見習っている経営者を格付けした「カリスマ農家」ランキングを今年も発表する。期待の星の実力とは。

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＃22　4月6日（木）配信
キウイ生産で「時給6000円超」!?ニュージーランドに負けない経営に香川県庁OBが挑む

　ダイヤモンド編集部が選定する中小キラリ農家8位にランクインした香川県の末澤農園の儲かる秘訣、知的財産を生かした経営に迫った。

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＃23　4月7日（金）配信
レンコン生産日本一の熊本の農家が広島進出で狙う「生産量2倍」、儲かる秘訣を直伝

　ダイヤモンド編集部が選定するレジェンド農家19位にランクインした、熊本県のカワカミ蓮根の儲かる秘訣に迫った。

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Key Visual by Noriyo Shinoda