この本は100万円以上の価値がある!」東証プライム上場社長で現役マーケッターである「北の達人コーポレーション」木下勝寿社長が絶賛。大きな話題となっている一冊の本がある。それが、コピーライティングの第一人者である神田昌典氏25年の集大成『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。これまでスマホ時代に完全対応し、従来のコピーライティング書の常識を凌駕する本書のポイントを抜粋して紹介してきた。今回は著者・衣田順一氏に「賢そうに見えるのに話がつまらない人の共通点」を聞いた。

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興味が湧かない2つの原因

 世の中には、賢そうに見えるのに「話がつまらない」人がいます。

 「話がつまらない」のも「文章がつまらない」のも、原因は同じ。

 「つまらない」と感じる原因は、たった1つのポイントに集約されます。

 それは、ズバリ「興味が湧かない」ということ。

 どんなとき、「興味が湧かない」と感じるのでしょうか?

 2つあります。

 まずは、新鮮味がないとき。

 未知の新情報があれば、

 「え!? なにそれ」

 となりますが、

 「あー知ってるわ」

 となるとその後が続きません。

 相手が既知の内容を説明すればするほど、飽きられます。

 次に、自分には関係ないと感じるとき。

 逆に、自分にとって役立ちそうと思えば興味を持ってもらえます。

 タイトルや見出しで「興味がない」と思われると即アウトです。

 どの後、どんなに盛り返そうとしても後の祭り。

自動的に面白くなる「バターナッツ」

 ですから、コピーライティングでは、興味が湧く見出しの研究がされています。

 それを、今回、書籍として初めてまとめたものが、「BTRNUTSS(バターナッツ)」の8要素です。

Benefit(有益性):自分の役に立つこと
Trust(信頼性):胡散臭く感じられないこと
Rush(緊急性):急がないとマズいことになりそうなこと
Number(数字):具体的な数字が提示されていること
Unique(独自性):他にはない目新しいもの
Trendy(話題性):旬の話題に関連するもの
Surprise(意外性):自分の知っていることとは違う新しいもの
Story(物語性):サクセスストーリーなど物語のように感じられるもの

 この8要素の1つを強調したり、いくつか要素を組み合わせると、自動的に読み手の興味が湧く見出しが出来上がりますし、人前で話すときにも「すごくわかりやすくて面白かった」と言われるでしょう。

 「BTRNUTSS」をはじめ、コピーライティングのノウハウを凝縮した『コピーライティング技術大全』をGW中に読んでおくと、この夏以降、一気に差がつくかもしれません。