そこまではいかなくても、自己愛や承認欲求が強いタイプは数多くいます。
あなたの周囲にも、会話のキャッチボールができず、気づけば自分の話をする人がいませんか? たとえば、次のような会話が繰り広げられます。
「君はA大学の経済学部だったね、B教授は知っているかい?」
上司からそう話を振られ、自分の学部に興味をもってくれたのかと思い、
「はい! じつはB教授は僕のゼミの教授で……」
と意気揚々と答えたところ、
「そうか、B君とは同期でね、僕のほうが成績は良かったから大学院に残らないかと打診を受けたんだが断ったんだよ。社会に出て実力を試したかったし、自信があったからね。それで代わりに彼が院生として推薦されたっていうわけなんだ。実際のところ年収も圧倒的に僕のほうが高いし……」
最初のセリフは、自慢話にもっていくためのただの振りだったことがわかります。