GW後半に突入した。ただ、頑張っているのに成果が出ないと悩んでいる人も多いかもしれない。
そんなときおすすめなのが、『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』。急成長企業「アンカー・ジャパン」CEOの猿渡歩氏、初の著書だ。猿渡氏は「適度にサボると生産性は上がる」という。
そんな本書を推薦するのが、「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術著者・わびさんだ。
わびさんは、自衛隊などの社会人経験で身につけた仕事術、メンタルコントロール術についてツイートした内容が人気を集め、Twitterフォロワーは15.7万人を突破、ネットメディアにもたびたび取り上げられている。
書評家としても鋭い論考を投げかけるわびさんに、『1位思考』を活用しながら、新年度をらくらく乗り切る知恵をシェアしてもらおう。

1位思考Photo: Adobe Stock

仕事で大切な「危機管理能力」とは?

Qわびさんのベストセラーの中にある、「危機的状況回避バトル」「危機管理能力」という言葉が印象的でした。
 突如発生したロシアによるウクライナ侵攻を見ていると、これからのビジネスパーソンにとって「危機管理能力」は仕事を行ううえでも必須の力だと感じます。
 わびさんが「危機管理能力」で最も大切なことがあれば教えてください。
 さらに、自衛隊での経験から、「危機管理能力」を発揮して、仕事も人間関係もらくらく乗り切るスキルがありましたらシェアさせてください。

わび危機管理とは、ざっくりというと、危機的状況が発生したときにそのダメージを最小限にすることと、危機的状況からのできるだけ早く抜け出して、回復を図ることだと思います。危機管理では、危機発生前の予防、発生直後の影響の最小化、発生から回復までのプロセスの3つが重要になります。この3つに共通して必要なものが「想像力」だと思っています。

1位思考』においても、「全体最適の習慣」の章で、「トラブル回避の有効策は想像力」と述べられています。

 想像力が不足していると、思わぬところでトラブルが発生します。

 想像力が及ばぬところでのトラブルなので、予防をしていなければ、悪い影響の最小化や回復までのプロセスもなく、対応は後手後手に回り、士気も下がってしまいます。

 これは組織に限った話ではなく、仕事や人間関係にも応用できる話だと思っています。

 どんなにいい仕事をしても、どんなに良い人間関係でも、大なり小なり火種を抱えています。

「この仕事は完璧だ」とか「あの人なら絶対に大丈夫」と思い込み、ノーガードで進むと、やけどしてしまいます。

 仕事や人間関係をらくらく乗り切るスキルではありませんが、「想像力」を働かせることで回避できる危機的状況は多いと思います。

1位思考』にある「全体最適の習慣」は仕事や人間関係の危機管理にも通じるものがあります。

 新年度のスタートや五月病対策の参考になると思います。なにかモヤモヤする人、現状を変えたい人は、読んでみることをおすすめします。