2015年の発売以降、今でも多くの人に読まれ続けている『ありがとうの神様』。本書は、小林正観さんの40年間に及ぶ研究のなかで、いちばん伝えたかったことをまとめた「ベスト・メッセージ集」だ。あらゆる悩みを解決する「ありがとう」の秘訣が1冊にまとめられていて、読者からの大きな反響を呼んでいる。この連載では、本書のエッセンスの一部をお伝えしていく。

ありがとうの神様Photo: Adobe Stock

トイレの神様が、お金を運んでくる言葉、
「おんくろだのう うんじゃくそわか」

 私の守護霊さんと考えている存在が教えてくれた話です。

 それぞれの家には、「7人の神様」が着くそうです。家が新築されると、7人の神様が走ってきて、自分の担当する部屋を決めるらしい。

 一番早く着く神様は、応接間の担当になります。部屋の中でもっとも見栄えがよく、お金がかかっていて、カッコイイ。だから「応接間」を選びます。

 2番目に着いた神様は、次にお金がかかっていて見栄えがいい「玄関」を担当します。3番目に着いた神様は「居間」、4番目に着いた神様は「寝室」を担当します。

 残りは、3ヵ所。台所、洗面所とお風呂、トイレといった、水まわりです。

 5番目に着いた神様は、水まわりの中でも格が高い、「台所」の神様になります。6番目の神様は、「洗面所とお風呂」をひとりで担当します。

 7番目に着いた神様は、担当するところが「トイレ」しか残っていないので、トイレを担当します。

 どうして、神様の到着時間がバラバラなのかというと、「持ってくるもの」が違うからです。

 1番目の神様……何も持たず、手ぶらで、脱兎のごとく走ってくる
 2番目の神様……小さな紙袋くらいのお土産を持ってくる
 3番目の神様……セカンドバッグのようなものに、お土産をつめてくる
 4番目の神様……小さなナップザックを背負って走ってくる
 5番目の神様……ちょっとしたリュックサックを持ってくる
 6番目の神様……リュックサックの中に、大きな、ものすごい塊を入れてくる
 7番目の神様……山男が背負うような、後ろが全部見えなくなるほどの大きなリュックを背負ってくる

 7番目の神様も一所懸命走ろうとしますが、一番大きなリュックを背負っているので、ゆっくり一歩ずつしか進むことができません。だから、最後になってしまいます。

 では、7番目の神様は、リュックの中に何を詰めているのでしょうか。

「金銀財宝」が入っています。その家に行って、みんなを裕福にしてあげようと思うのだそうです。

 このトイレの神様の名を「うすさま明王」といいます(うすしま明王とも呼びます)。

 トイレに「うすさま明王さま、ありがとうございます」と書いておくと、いいことが起きるようです。

 また、この「うすさま明王さま」がやる気になる「トイレの真言」があります。意味がわからなくてもいいので、この真言を唱えると、楽しい現象が起きるらしい。

 その真言は、「おんくろだのう うんじゃくそわか」といいます。

 純粋な心でなくてもかまいません。損得勘定でも結構です。

「おんくろだのう うんじゃくそわか、おんくろだのう うんじゃくそわか」と唱えながらトイレ掃除をすると、入ってくるお金にも、「0」が余分につくようです。

 台所、洗面所とお風呂、トイレの水まわりをキレイにすると、金銀財宝を持った神様を大事にすることができるので、「お金に困らなくなるらしい」というのが、私が守護霊さんから聞いた話です。