自分に赤入れしよう

箕輪:自分を茶化すって、ワークとしてやってもいいかもしれませんね。

尾原:確かに。

箕輪:おもしろくイジるためには、自己分析と他己分析ができないといけない。

 要は自分をイジっているようで、自慢のようになってしまうこともあるじゃないですか。だから、世の中から痛いと思われているところまでわかっていないと、茶化せないんです。

尾原:そうですね。軸とズレの両方がわかっていないと茶化せない。ありがたいことに、僕がズレたときはけんすうさんが絶対に茶化してくれます。

 周りにそういうパートナーがいないなら、自分でやったアウトプットに赤入れをし続けることで、自分を茶化す。

箕輪:だから僕は、尾原さん含めてみんなにあえて自分を否定したエッセーぽいのを書いてほしいんですよね。

尾原:そういう意味ではFacebookがすごく便利です。自分の1年前とか5年前の同じ日の投稿が見られるから、全員が赤入れができますよね。

箕輪:まさにそうですね。でも難しいのが、僕は中学くらいから書いていることがあまり変わっていないんですよね。

尾原:(笑)。

箕輪:軸は変わらず、その時代のにおいを落とし続けなきゃいけない。

 その時代の空気をまとわないと時代に乗れないけど、まとい続けるとズレるから、時代のにおいを落としていくのは大事な気がするな。

尾原:そうですね。好きな軸を変えてはいけないけど、時代をまとい続けるとズレてしまう。そこに赤入れをどうやり続けるかということですよね。

箕輪:今日、めちゃめちゃ勉強になった。ありがとうございます。

尾原:いやいや、こちらこそですよ。ありがとうございました。