返礼品が貰える納税制度として人気の高い「ふるさと納税」。これが、10月から改悪されると話題です。やはり、今回の改悪にはウラがあります。“総務省の理不尽さ”が解消されていないのです。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
ふるさと納税「改悪」のウラに政府の思惑
見過ごしてはいけない“理不尽さ”とは?
ふるさと納税が10月から改悪されると話題です。駆け込み需要で9月中に寄付をしたほうがいいというのですが、この記事が公開されるのが9月29日金曜日ですから、記事を読んでから行動しようとしても残る時間はあと2日。記事をご覧になったタイミング次第ではもう10月で手遅れという場合もあるかもしれません。
ただ、駆け込むにしても、例年のように12月に入ってからじっくりとふるさと納税のアイテムを選ぶにしても、なぜどのようにして制度が変更になるのかは知っておいたほうがいいですよね。
そこで今週はふるさと納税の制度がどのような理由からどう変わるのか、政府の狙いについて解説したいと思います。やらなければならない改悪である一方で、その細部に見過ごしてはいけない、「総務省の理不尽さ」が浮き彫りになっているのです。