20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
明治大学・文学部
文、史学地理、心理社会の3学科。1年次から少人数制のゼミがあるのが特徴。学科によって、やっていることがまったく違うので、学部としての連帯感はなし。特に心理社会学科は、「少人数なので、孤立している」という。
文学科には日本文学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学、演劇学、文芸メディアの6つの専攻がある。「演劇学は個性的な人が多く、劇団での活動や観劇ばかりしている人も」。
文芸メディア専攻は実践重視を謳っており、作家志望の学生もいるが、「プロ作家の先生もいないし、カルチャーセンターと変わらない」という声も。史学地理学科は、日本史学、アジア史、西洋史学、考古学、地理学の5つの専攻。
心理社会学科は臨床心理学と現代社会学、哲学の3専攻。それぞれの専攻を入試段階で選択するので、早いうちから専門を学べるメリットはあるが、入ってみて期待外れだとつらい4年間になる。単
位取りは、基本的には楽勝。英語のクラスは、入学時に全員がTOEICを受験し、学科ごとに分けられる。TOEICは2年次にも受ける。学内ではいまいち存在感がなく、別名は「おまけの文」。