「頭がごちゃごちゃして、うまくまとまらない」「何かとすぐ忘れてしまう」……。仕事や勉強をするなかで、そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
1000人以上の東大生のノートを分析してきた現役東大生の西岡壱誠氏によると、それらは「ノート」で解決できるといいます。
東大生は、「あとから見返す目的」でノートを取りません。ノートは、授業後に情報を整理し、理解するために取っています。そのような取り方をしているから、東大生は頭がよく、逆に言えばノートの取り方次第でだれでも頭がいい人になれるのです。
本記事では、『「思考」が整う東大ノート。』の著者であり、マンガ『ドラゴン桜』の制作にも携わる西岡氏に「頭がいい人が使っているノートの秘密」について話を聞きました。
東大生は「イラスト」を使ってノートを取る
僕は今回、『「思考」が整う東大ノート。』を執筆するにあたり、東大生や難関大に合格した人のノートを1000人以上確認しました。頭のいい人はどんな風にノートを作っているのかを調べてみたのです。
その中で見えてきたのは、東大生は意外とイラストを使ってノートを作っているということです。特に暗記系の科目のときには、語呂合わせになるようなイラストを書いて覚えています。
たとえば、1582年には明智光秀によって本能寺の変が起こりましたが、東大生のノートにはこの年号の下に「いちご」と「ミツバチ」が書かれていました。「いちご」は「15」で、「ハチ」は「82」ですね。このように、連想ゲームのようなイラストを書いていることが多いのです。
自分で考えるから記憶に残る
僕も制作を手伝った、多くの東大合格者へのアンケートを基に作られた受験漫画『ドラゴン桜』でも、このようなイラスト使ったノートが紹介されています。