・ウェルビーイングな働き方・働くことの自由化
コロナ禍が落ち着いたからといってオフィス勤務へ100%回帰するかというと決してそうではなく、“個人レベルの働きやすさ”=“生産性”と考えると、リモートワークやワーケーションなど、場所の自由度がある働き方は続いていくと思います。その上で、政府が旗を振ってジョブ型雇用への転換、個人のリスキリング支援などに取り組んでいることや、Web3.0によって新しい仕事が創出されたりすることから、“自分らしい働き方”の自由度がさらに高まると考えています。

・AIの社会浸透
0→1をつくるAIがビジネス・事業で幅広く一定の実用性をもって溶け込みはじめる萌芽を感じます。事業のコンテンツ生成やUI/UX、マーケティングや対カスタマーへのファンクションなど、toB・toCともに抜本的な転換の年になるかなと想像しています。

2023年に注目すべきスタートアップについて教えてください。投資先の場合は、その点を明示してください。

・Plusbase
投資先です。Plusbaseは看護師・ナース向けのサービスですが、人を救う職業にもかかわらず業務の負荷が重すぎたり、DXされていない領域の1つでもあります。前述の通り、働くことが自由化されていく中で、人を救う人が救われる社会を創るために注目しています。

・プロタゴニスト
投資先です。Web3.0・ブロックチェーン技術の革新やDAOなどの分散型の組織において、新しい仕事や新しいロール・役割もさらに創出されていくと考えています。Web3.0人材の育成や大企業やDAOなど、人材需要にしっかり応えていくプロタゴニストもこれから伸びるスタートアップだと思います。