12「健康的な食生活にサプリメントは必要ない」
ほとんどの栄養士は、「フード・ファースト(食べ物第一)」のアプローチを提唱しています。ロバーツさんも「ビタミンCの錠剤からはビタミンCだけしか補給できませんが、ビーツからは1ポーションでビタミンC、硝酸塩、カリウム、マンガン、食物繊維、葉酸を摂取することができます」と例を挙げます。
とは言え、食事だけでは得ることが難しい栄養素も中にはあります。ビタミンD3(10月から3月は、1日10マイクログラムの摂取が目安とされています)や、EPAとDHA(脂ののった魚をたくさん食べている場合を除く)、ヴィーガンの人に不足しがちなビタミンB12などがその例です。
一方、アスリートに役立ちそうなサプリメントには筋肉増強をサポートするクレアチンや、有酸素運動のパフォーマンスを高める硝酸塩などがあります。
13「チートミールがカロリー消費に役立つ」
「これは今注目のトピックです」と、ロバーツさんは言います。
長期間ダイエットを続けると、代謝が落ちるのは事実。これを防ぐために、“チートミール”あるいは“チートウィーク”を設けることが提案されています。つまり、「摂取カロリーを増やすことで落ちた代謝を戻す」ということになります。
ですが、「カロリーを増やしている間は代謝が回復するかもしれませんが、研究によれば、ダイエット食に戻すとまた下がるようです」とロバーツさんは説明します。
されど、摂取カロリーを増やすことに全くメリットがないわけではありません。最近の研究では、ブレイクをはさむことで、ダイエット疲れ、つまり好きな食べ物を我慢することによる退屈なストレスを減少させることが示されています。
これにより、「食事計画を維持でき、より体重を減らすことができるようになるかもしれません」とロバーツさんは付け加えます。
14「植物性食品は本当のタンパク源にはならない」
アンドリューさんは、「私たちはカテゴリー分けする考え方をしがちです。肉はタンパク質、全粒穀物は炭水化物、ナッツ類は脂質…と言われることが多いと思います」と説明します。ですが実際には、ほとんどの食品にさまざまな主要栄養素、微量栄養素が含まれています。
植物性タンパク質の多くには、9種類の必須アミノ酸の全てが含まれていないため(一方、動物性タンパク質の多くには9種類の必須アミノ酸が含まれています)、“不完全”であることは事実ですが、これは食生活が偏っているときの問題。
例えばヴィーガンの人は、必須アミノ酸の一種であるリジンを得るために、「ひよこ豆などの豆類を、一日に一食は取り入れるのが望ましい」とされています。