【第5報】1月2日7時00分

 一夜明けて2日目の第1報。運休区間は路線名のみの表記となった。新たな運休区間は掲載されていない。なお、米坂線、山陰線など、地震以前の大雨被災で不通となっている区間がある。運転を再開した路線はリストからひっそりと消えていく。しかし、そうなるためには鉄道職員の夜通しの点検、復旧作業が行われていたはずだ。「ありがとうございます。引き続きがんばってください」。鉄道員の誇りと責任を感じる。

[運転再開(運休リストから外れた路線)]
JR越美北線、JR小浜線、JR山陰線、富山地方鉄道富山港線、富山地方鉄道富山軌道線、えちぜん鉄道三国芦原線、しなの鉄道しなの鉄道線

【第6報】1月2日12時00分

 深刻な被害を受けた路線の状況が明らかになる。あいの風とやま鉄道は、倶利伽羅(くりから)~石動(いするぎ)間でレール損傷などがある。JR西日本ののと鉄道の七尾線は、羽咋駅と七尾駅でホームの損傷やレールの損傷が報告された。その後、線路への土砂流入なども明らかになるけれども、この時点では全線調査に着手できていないと思われる。のと鉄道は12月末にWebサイトを移転したばかりだった。新年第一報が運休のお知らせとなってしまった。

[運転再開(運休リストから外れた路線)]
山形鉄道フラワー長井線(全線)

【第7報】1月2日16時00分

 JR北陸線が運休リストから外れた。京阪神と北陸を結ぶ鉄道ルートが復活した。大阪~金沢間の特急「サンダーバード」が運転再開。しかも2本続行運転という異例の臨時運転となった。えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインも再開しており、しなの鉄道北しなの線が再開すれば、関東と北陸の鉄道ルートも復活する。もちろん物資輸送もできる。磐越西線も再開した。東日本大震災で燃油輸送に活躍した路線だ。

[運転再開(運休リストから外れた路線)]
JR北陸線、JR城端線、JR白新線、JR磐越西線、JR飯山線、JR只見線、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン

【第8報】1月3日8時00分

 運転再開路線が増える一方で、運休区間の状況が詳しく記載され、復旧まで長期化することを暗示している。人命救助のタイムリミットは72時間という。鉄道にも当てはまるのではないか。ここから先は存廃問題が懸念される。

[運転再開(運休リストから外れた路線)]
JR羽越線、JR信越線、JR上越線、JR弥彦線、北越急行ほくほく線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン、しなの鉄道北しなの線、富山地方鉄道本線、富山地方鉄道不二越線、富山地方鉄道上滝線、北陸鉄道石川線

[被災状況]
JR越後線 内野駅~新潟大学前駅間、路盤損傷(詳細確認中)
JR高山線 猪谷駅~楡原駅間、レール損傷(詳細確認中)
JR氷見線 能町駅~伏木駅間、路盤損傷(詳細確認中)
JR七尾線 羽咋駅、ホーム損傷等(詳細確認中)
JR大糸線 頸城大野駅~根知駅間、レール損傷 (詳細確認中)
あいの風とやま鉄道 倶利伽羅駅~石動駅間、 レール損傷等(詳細確認中)
富山地方鉄道立山線 横江駅~千垣駅間、落石
北陸鉄道浅野川線 蚊爪駅~粟ヶ崎駅間、路盤損傷(詳細確認中)
のと鉄道 穴水駅、レール損傷等(詳細確認中)