もっと嫌だと感じたら、またガチャを回すタイミングを待つしかありません。残念ながら、これが現実です。
タイミングが訪れるのを待つまでの間は、嫌な仕事を断り続けるしかないでしょう。
一方で、定期的にガチャがあることを頭の片隅に入れておくだけで、心が安定し、これまで嫌だと感じていた仕事の総量が減ることも知っておきましょう。
「君のためになる仕事」は本当か
AI技術の動向を知る大切さ
あなたはその仕事の意義を知りたいのに、それを説明するかわりに、こんなことを言う上司もいるかもしれません。
「やっておくと後で役立つから」「君のためになる仕事だから」。
上司にそう言われると「そうなのかな」と思ってしまうかもしれません。
しかし、上司が『本当に』その仕事があなたの今後に役立つかどうか、あなたのためになるのかどうかを知っているはずがありません。
何があなたの役に立つことになるかは、あなた自身を含め、誰も知らないからです。
それなのに後で役立つとか君のためになるとかいう説明は、はっきり言って詭弁です。その場しのぎです。
ですから、本当に役に立つ可能性があるのか、自分のためになるのかどうかは、自分で考えて自分で決めるべきです。
先のことは誰にもわからないというのが前提ですが、それでも、ある程度はそれが本当に役立つかどうかを判断する基準はあります。
それは、技術の動向です。
技術の動向とは、たとえばこういったことです。
上司から振られた仕事が「日本刀をつくる」だったら、どうしますか。
面白そうな仕事ではあります。ものづくりが好きな人なら、飛びつくかもしれません。日本刀をつくりながら給与をもらえるなんて最高だと思うかもしれません。
しかし、そこで身につけた日本刀をつくるというスキルは、今後のあなたの仕事のためになるでしょうか。
そうしたユニークな経験が話の種になる、面白い人だと思ってもらえるといったメリットはあるでしょう。ただ、これから日本刀の市場が拡大しそうなので、やっておいたほうがいいと考える人はいないでしょう。
日本刀は極端な例にしても、ほかにも、これからは人間には求められなくなっていくスキルはいくつもあります。