わが子に最強の中高一貫校&塾&小学校 2025年入試対応#34

小学校受験では子どもの考査も大事だが、それと同等以上に重要なのが「願書」の完成度だ。なぜならば、小学校受験では子どもを通じて家庭の姿も見られているからだ。特集『わが子に最強の中高一貫校&塾&小学校』(全46回)の#34では、お受験指導に定評のある諏内えみ氏に、トップ合格も狙える願書の書き方を聞いた。

素晴らしい願書が完成すれば
トップ合格も狙える

 小学校受験ではペーパー試験、行動観察などさまざまなテストがありますが、同じぐらい重要になるのが願書です。最初に志望校に提出する重要な書類が願書だからです。

 つまり、願書が第一印象を決めるのです。にもかかわらず、お子さまの試験対策は1年前から一生懸命にしていても、願書を後回しにする家庭が多いことは残念です。

諏内えみ(すない・えみ)諏内えみ(すない・えみ)/皇室や政財界などのVIPアテンダント指導を経て、スクールを設立。難関幼稚園、名門小学校の第1志望合格率95%の「親子・お受験作法教室」は、お行儀指導や願書作成、面接対策だけではなく、「にじみ出る育ちの良さと、品」が身に付くと話題に。著書に『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)など。

 願書の作成はできれば年明けから、遅くとも春には始めてほしいですね。私の経験上、お父さまお母さまが一生懸命取り組んだ願書は、必ずと言っていいほど面接のときに先生方に「素晴らしいですね」と言っていただけます。そのような願書が完成すれば、トップ合格も狙えるのです。

 願書はどこから書けばいいのでしょうか。記入する前に3つ固めていただきたいものがあります。

次ページでは願書を書く前に固めるべき3つの大事なことを解説。印象に残る「育ちがいい」願書の書き方を伝授する。