小学校受験では子どもの考査も大事だが、それと同等以上に重要なのが「願書」の完成度だ。なぜならば、小学校受験では子どもを通じて家庭の姿も見られているからだ。特集『わが子に最強の中高一貫校&塾&小学校』(全46回)の#34では、お受験指導に定評のある諏内えみ氏に、トップ合格も狙える願書の書き方を聞いた。
素晴らしい願書が完成すれば
トップ合格も狙える
小学校受験ではペーパー試験、行動観察などさまざまなテストがありますが、同じぐらい重要になるのが願書です。最初に志望校に提出する重要な書類が願書だからです。
つまり、願書が第一印象を決めるのです。にもかかわらず、お子さまの試験対策は1年前から一生懸命にしていても、願書を後回しにする家庭が多いことは残念です。
願書の作成はできれば年明けから、遅くとも春には始めてほしいですね。私の経験上、お父さまお母さまが一生懸命取り組んだ願書は、必ずと言っていいほど面接のときに先生方に「素晴らしいですね」と言っていただけます。そのような願書が完成すれば、トップ合格も狙えるのです。
願書はどこから書けばいいのでしょうか。記入する前に3つ固めていただきたいものがあります。
次ページでは願書を書く前に固めるべき3つの大事なことを解説。印象に残る「育ちがいい」願書の書き方を伝授する。