日本の全政党を
中国の王朝になぞらえて評価すると?
・自民党……「天の時 最悪」「地の利 安心な選挙区なし」「人の和 派閥解消でバラバラ」
立憲民主党……「天の時 絶好機」「地の利 リベラル系野党の大きなライバルなし(これは不利にもなりうる)」「人の和 野党連合の総理候補が不在」
・日本維新の会……「天の時 保守派の自民離れ」「地の利 大阪のみ絶対(関東に友党を作るべき)」「人の和 人材の質の悪さが目立つ」
・公明党……「天の時 逆風」「地の利・人の和 いつもブレなし」
・国民民主党……「天の時 自民党の補完勢力としての期待」「地の利 維新ほど過激でない」「人の和 党首に信頼感なし」
・共産党……「天の時 自民党のウラガネを追及した功労者」「地の利 自民党候補次第で候補者調整ができる」「人の和 内部に不和が」
・保守党・れいわなど小党……「天の時 自民党自壊」「地の利 重要自民党候補の落選に集中できる」「人の和 個人党首の魅力のみ」
・都民ファーストの会……「天の時 自民党に愛想を尽かしたが維新は信用できない自民寄りには、小池人気がまだ有効」「地の利 東京都知事選を控え、都民ファの活動さかんに」「人の和 都知事の後継者として橋下徹か前川喜平を選べば、後継者ができ、国政に小池が出馬できる」
立憲民主党が政権を奪取する
ための「政策のススメ」
いかがでしょうか。どの政党も決め手を欠きます。だからこそ、立憲民主はリベラル政党として、過去を捨てるくらいの斬新でしかも保守層も安心できる政策を打ち出し、政権奪取に真剣になるべきなのです。具体的には以下のような政策が考えられます。
(1) 外交
「非武装中立」「自衛隊の存在を認めない」といった建前の寝言をやめ、対ロ中の安全保障策について日米安保を肯定した上で、横田空域からの米軍撤去、日米地位協定の破棄を踏まえた日米安保の再構築。
(2) 憲法緊急事態条項の成立
先進国OECD加盟国38国中、30カ国はこの制度を持っています。大災害が起きたとき、私権を優先していては緊急事態対応ができません。今でも能登半島は、地震で倒壊した家の持ち主がわからず、復興のための工事ができない場所が続出しています。緊急事態条項があれば、まず復興に全力を注げるのです。立憲は憲法9条にこだわり、戒厳令的な法案に常に後ろ向きでした。党のイメージを変えるためにも、災害時の緊急事態条項を定めるべきです(いまだに立憲民主は、この条項には反対です)。