理由3:市場としてはブルーオーシャン
既存のドーナツ店は、競合にならない

 なぜ、日本ではドーナツのブームが来てもあまり定着しない状況が繰り返されているのでしょうか?要因が2つあります。

 まず、そもそもアメリカのように文化としてドーナツが定着していないこと。

 それに加えて、ドーナツは美味しさがあまり日持ちしないという欠点があります。作り立ては美味しいのですが、冷蔵庫に入れて1日たつと食感が変わってしまいます。スーパーでもドーナツは売られていますが同じ課題を抱えています。

 このような事情から日本の市場ではドーナツ店が生まれてはまた減っていくサイクルを繰り返してきました。

 長期安定的に残っているのはミスタードーナツの店舗ですが、それでも全国に約1300店程度。マクドナルドの約3000店やコンビニの約5万店と比べれば国内需要はその程度しかないのです。

 では丸亀製麺はどうなのか?

 ここが私は「うどーなつ」のビジネスとしてのポイントだと考えるのですが、「うどーなつ」は既存のドーナツ店とは競合しないのです。