「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

「認知症になりにくい人」がやっている「かんたん習慣」Photo: Adobe Stock

歩くだけで認知症予防できる!?

 超高齢化社会の日本。高齢者人口率は29%を超え、世界一位の高齢者大国です。高齢化が進むということは、認知症の高齢者が増えるということ。WHOによると、世界では、3秒に1人が新たに認知症になっています。日本だけでみても、2060年には6人に1人が認知症に、3人に1人が何らかの認知機能に症状がある、と予測されています。

 では、認知症を予防し、万が一、発症したとしても、症状の進行を遅らせることのできる方法は何でしょうか。たくさんの研究で示されている確実な予防法が「運動」です。まず、大切なことは、よく歩く人ほど、認知症になりにくいということです。

 群馬県中之条町で、2000年から実施されている「中之条研究」という研究があります。その研究では、「1日5000歩、7.5分の早歩き(中強度の運動)」で、認知症予防に効果があると報告されています。また、別の研究でも、毎日3km以上歩くことが、認知症発症予防に影響しているというデータもあります。1kmは、大体1500歩前後ですから、3km以上ということは、4500歩以上ということになります。

 つまり、ただ歩くだけで、認知症を予防することができるのです。歩くことが脳にいいだけでなく、身体面にもいいことは明らか。足腰はもちろん、しっかりと腕を振って歩くことで、全身の筋力アップにつながります。日光浴にもなり、骨を丈夫にするビタミンDが体内で作られます。また、ウォーキングは交感神経が活性化され、“幸せホルモン”と呼ばれる「セロトニン」の分泌が促されます。不安が軽減され心が落ち着き、集中力も高まります。

 さらにオススメなのは、「◯◯しながら歩くこと」。◯◯は、脳を使うことであれば、何でも構いません。普段はしない、慣れないことをすることで、脳は活性化されるのです。

 たとえば、山手線の駅名を順に思い出しながら歩いてみたり、100、93、86、79と、100から7ずつ引き算しながら歩いてみたり、オーディオブックなどで耳から情報をインプットしながら歩くこともいいですね。歩くだけでも、認知症予防に効果的ですが、そこにもう一つプラスして、さらに脳を活性化させるのです。

 日常でも、慣れないことをすることは、脳の活性化につながります。次のページ冒頭の4つの文字を並び替えて、正しい並びの単語にしてください。制限時間は1秒です。