【1分読み切り】メンタルマネジメントに「安眠」は欠かせません。そこで自分自身を安眠に導く方法を教えましょう。
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!

精神科医が毎日実践している「寝る前のメンタルマネジメント」Photo: Adobe Stock

自分自身を安眠に導く

今日は「毎日のメンタルマネジメント」についてお話ししたいと思います。

アテクシ自身が寝る前にやっているメンタルマネジメントの1つに、「スムーズに寝つけるための準備」があります。

心残りを翌日に持ち越さないようにしているのです。どういうことかというと、今日できることは今日中に終わらせて、モヤモヤを解消してから寝るようにします。

リラックスして眠りにつく方法

具体的に何をするかというと、まずは今日中に終わらないことや新たに発生したやるべきことについては、翌日にスケジューリングします。

たとえば、「これを明日の午前中に取り掛かる」とか「この問題は明日の朝に考える」といった具合に、具体的なアクションプランを立ててスケジュール帳に書き込みます。

そうすることで頭の中をクリアにして、リラックスして眠りにつくことができるのです。

夜にしないほうがいいこと

これは日々実践していることですが、意識して行うとかなり効果的。寝る前に何も考えず、スッキリと眠れる状態をつくることです。

もちろん、たまにはどうしても解決できないトラブルもあったりしますが、無自覚に放置していると、毎晩気になることが増えて、眠れない夜が続くことにもなりかねません。

また、やらないほうがいいこともあります。たとえば、夜遅くにメールが届いた場合、その場で返信しないようにしています。急ぎでない限り、翌朝に対応すればよいと考え、スケジュール帳に記入して、その日は何もせずにリラックスするようにしています。

こうすることで、頭がスッキリとした状態で眠ることができます。

明日でいいことは明日に回す

よかれと思ってその場その時に解決しようとすると、余計なストレスがかかり、安眠を妨げてしまいます。

だからこそ、追加で発生したタスクについては、しっかりとスケジュール帳に書き込み、あえて翌日に回すことを徹底しています。

みなさんも、ぜひこの方法を試してみてください。自分の心の中を整理して、スッキリとした状態で眠ることが、メンタルマネジメントにはとても大切です。