(2)ストレス軽減
 業務を離れた趣味や週末の出来事を話すことで、リラックス効果が生まれます。ついでに仕事の悩みやプライベートの悩みも話すことで、ストレス解消にもつながります。
(3)新しいアイデアの創出
 プライベートの会話から始まった雑談でも、話が仕事に及び、新しいアイデアが生み出されることもあります。

 これは、業務以外の会話で頭がリラックスしていることにより、創造性が刺激されるためでしょう。会議をアイスブレイクから始めるのと同じです。

 このように、雑談にはチームパフォーマンスの向上をもたらす効果が期待できます。そのため、昨今、コミュニケーションを活性化するオフィス設計を採用する企業も増えているほどです。

 しかし、雑談も行きすぎると、弊害になります。30分も1時間も話し込んでいるようでは規律が保てませんし、声が大きすぎて仕事に集中している人の妨げになってはいけません。

 時間や場所、声量などにも気を配り、メリハリのある雑談を促していきましょう。

図表3:「雑談」でチームを活性化させよう!同書より転載
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どんな会社にもいる「働かない2割」上司はどう対処するべきなのか?『リーダー1年目のマネジメント大全』(木部智之 著、三笠書房)