「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

鉄分不足? 睡眠不足? 運動不足? 日本人の認知症リスクを高める悪習慣はどれだ?【日本人の3分の2が危険!?】Photo: Adobe Stock

〇〇不足が認知症のリスクを脅かしている!?

 超高齢化社会を迎えている日本において、認知症のリスクは多くの人にとって避けられないテーマとなっています。運動が認知症の予防に効果的であることは多くの研究で明らかにされていますが、実際にどれだけの人がそのリスクを減らすために十分な運動をしているでしょうか?

 令和5年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、20歳以上の日本人で、1日30分以上の軽い汗をかく運動を週に2日以上、1年以上継続して行なっている人の割合は、わずか27.3%です。つまり、3人に2人以上の人が、認知症のリスクを高めているということになります。

 運動不足は脳への血流を減少させ、認知機能の低下を引き起こす大きな要因の一つです。特に、有酸素運動が脳の健康に与える影響は大きく、定期的に身体を動かすことで脳細胞が活性化し、神経伝達物質のバランスが整うことが知られています。これにより、記憶力や判断力が維持され、認知症の発症リスクが低下します。

 さらに、研究では、認知症の進行に関連するタウ蛋白という不要なタンパク質の蓄積が、10年から20年前から始まることがわかっています。脳にこのタンパク質が過剰に蓄積すると、神経細胞の機能が妨げられ、認知症の原因となるのです。このタンパク質は、加齢や生活習慣、特に運動不足によって排出されにくくなる傾向があります。

 つまり、認知症=高齢の病気と思われているかもしれませんが若いときからの運動習慣が、認知症発症に大きな影響を与えるのです。しかし、私たち日本人は、高齢者層よりも、20代~50代の働く世代の方が、運動習慣がある人の割合が低い状態。まずは、身近な運動から始めてみましょう。

 忙しい日常の中でも、認知症予防のための運動は意識して取り入れることができます。たとえば、通勤や買い物の際にエレベーターではなく階段を使う、少し遠回りをして歩く距離を増やすなど、無理なくできることから始めましょう。数分間の軽い運動でも脳に良い影響を与えます。

 大切なのは、運動を継続すること。1日30分のウォーキングやラジオ体操を毎日行なうだけでも、認知症リスクを大幅に減らすことができます。運動は体だけでなく、心もリフレッシュさせ、ストレスの軽減にもつながります。

 運動が大事なのはわかっていても、忙しくてなかなか時間が取れない、という方も多いかもしれません。そんな方には『1分間瞬読ドリル』がおすすめです。このドリルは、短時間で脳をフル稼働させることができ、脳トレとして最適です。1問1秒という時間制限付きの問題を解くことで、脳が活性化し、記憶力や判断力の向上に役立ちます。

 認知症予防には、運動と脳トレの両方が効果的です。忙しい日々の中でも、少しの意識と工夫で、脳の健康を守る習慣を身につけていきましょう。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。