そのほかにも、気に入っているのが、日本のクリームチーズやポテトチップス。私はクリームチーズは「北海道のクリームチーズ」、ポテトチップスは「カルビーのポテトチップス」が世界で一番おいしいと思っています!
また日本でしか食べられないといえば、「わさび」もそうです。最近では、ボストンにも寿司や刺身を提供する日本食レストランが増えてきましたが、アメリカの店のわさびは、正確にはわさびではありません。ほぼすべてホースラディッシュ(西洋わさび)か、チューブタイプのわさび。日本の寿司店などでは、職人が生わさびをすりおろしているのを見かけますが、あのわさびこそが本物のわさびでしょう。日本で食べるわさびは添加物も入っていなくて、フレッシュなので、味がぜんぜん違います。
ところで、今回の研修旅行では、また一つ、好きな日本の食べ物が増えました。それは、「とらやの羊羹」です。虎屋を訪問したときに興味を持ったので、「とらや赤坂店」で買って帰りました。これも旅行の良いお土産になったと思います。
佐藤智恵(さとう・ちえ)
1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。ディレクターとして報道番組、音楽番組を制作。 2001年米コロンビア大学経営大学院修了(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、外資系テレビ局などを経て、2012年、作家/コンサルタントとして独立。主な著書に『ハーバードでいちばん人気の国・日本』(PHP新書)、『スタンフォードでいちばん人気の授業』(幻冬舎)、『ハーバード日本史教室』(中公新書ラクレ)、『ハーバードはなぜ日本の「基本」を大事にするのか』(日経プレミアシリーズ)、最新刊は『コロナ後―ハーバード知日派10人が語る未来―』(新潮新書)。講演依頼等お問い合わせはhttps://www.satochie.com/。