ライドシェアの導入には賛成だが
労働条件や安全に目配りを!
ライドシェアの導入については、賛成とやや賛成の合計で18人(72%)となりました。次のような意見が出て、特に目立ったのは「地方の活性化につながる」という視点でした。
「ベトナムでは、500メートル先でも乗るほどライドシェアが普及している。関東でも夜タクシーが捕まらないし、地方ではタクシー自体が少なく不便で、不法行為を防止する手立てを作りすぐにでも実施すべき」
「地方での移動手段に選択肢を増やす事で観光の活性化に繋がる」
「労働力不足への対応、地方の移動手段確保のためにライドシェアと自動運転の推進をすべき」
「雨降っただけで呼べないわけだから、インバウンドの前にそもそも需要と供給の緩急をタクシー会社だけで受け切れる訳がない」
「既得権益によって、ユーザーの利便性が損なわれているから。産業力強化にも繋がるから」
ただし、単純に賛成ではなく、環境整備について言及する声も複数ありました。経営者としてQCD(品質・コスト・納期)をマネジメントする感覚からすると、バランスも重要のようです。
「現時点では賛否を決めるのが難しいという立場です。確かに、地方など交通手段が限られている地域では住民の利便性向上に大きな効果をもたらす可能性があり、移動手段としての選択肢を増やす点では魅力的です。しかし、一方で、タクシー業界との競争や交通安全の確保、さらには労働条件の問題など、解決すべき課題も多く存在します。これらの点を慎重に検討し、社会全体にとって最適な形を見極める必要があると考えています」
「海外での犯罪が多い事例や日本人以外の人が認可された場合、海外並みのモラルや不安定さを生む為。逆に厳しい基準を設けるとライドシェアの価値が消える」
「使う車両の安全装備やナビゲーションシステムの要件、支払手段の制約など、乗客やドライバーの安全を確保するための法整備が不十分に見える」