「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!
30代からの食生活が認知症への分かれ目
認知症は高齢者の問題と思われがちですが、実は、30代・40代からの食生活が将来の脳の健康を大きく左右します。認知症の原因と言われるアミロイドβは、認知症の症状が現れる20年以上も前から、脳内に蓄積し始めると考えられています。つまり、若い時期からバランスの取れた食事を意識することで、認知症リスクを下げ、長く健康な脳を保つことができます。ここでは、特に重要な3つの食事のポイントをご紹介します。
1. 肉と魚、どちらをよく食べる?
魚の成分として、オメガ3脂肪酸やDHAという成分が体にいいことは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。これらの成分は、脳の細胞を保護し、炎症を抑える働きがあります。
一方で、肉、特に赤身肉や加工肉は、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含み、脳内の炎症を引き起こす可能性があります。つい、手軽な肉料理を食べることが多いかもしれませんが、週2~3回は、魚料理を食べることを心がけたいところ。サバ、イワシ、サケなどの脂の多い魚は、特に、脳に良い影響を与えるので、日々の食事に取り入れましょう。
2. 毎日、野菜と果物を食べてる?
野菜や果物には、脳を守る成分が豊富に含まれており、脳の老化を防ぐ役割を果たします。
「多目的コホート研究(JPHC Study)」(国立研究開発法人 国立がん研究センター「がん対策研究所 予防関連プロジェクト」)によると、野菜や果物をよく食べていた人たちは、摂取量が少ない人たちよりも、15%前後も認知症のリスクを減らすことができます。これは調査開始から10年後の数字です。1ヵ月後、2ヵ月後で、すぐに変化があるわけではありませんが、日々の食生活で10年後の脳の健康を左右するのです。
3. つい、インスタント食品を食べていませんか?
イタリア、ギリシャ、スペインで食べられる、地中海食をご存じでしょうか?
・果物や野菜を豊富に使用する
・乳製品や肉よりも魚を多く使う
・オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う
地中海食に近い食事を摂っている人は、最も地中海食から離れた食事を摂っている人に比べて、認知症の発症リスクが68%も低下したというデータもあります。玄米、納豆、野菜などの自然食品を中心としたバランスの良い食事を意識することで、脳を長く健康に保つことができます(*2)。
さらに、料理をすること自体が脳のトレーニングになります。レシピを考えたり、食材の組み合わせを工夫したりすることで、脳を刺激し、脳トレとなるので、認知症予防にもつながります。
脳トレとして、もう一つオススメしたいのが、『1分間瞬読ドリル』。ゆっくり考えると、誰でもわかる問題を、1問1秒という時間制限付きで行います。この時間制限があることで、脳が活性化され、認知症予防につながります。食生活と1分間瞬読ドリルで、20年後の脳の健康を守りましょう。
*1 多目的コホート研究(JPHC Study)
*2 ライフ情報プラン誌「ALPS」vol.100 シリーズ「健康になる食事」第3回「認知症を防ぐ食事」
*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。