「よく嘘をついてしまう子」の対応策
嘘をつかれたと感じたら「聞く力」をチェック
もし子どもが「嘘をつくことが多い」と感じる場合、まずは「聞く力」をチェックしてみましょう。
たとえば、ランダムに1秒間ずつゆっくりと数字を読み上げてみて、同じ数字を子どもに復唱させてみてください。
6~7歳までは5桁、9~10歳までは6桁を復唱できるかどうかがひとつの目安になります。
同じように「たぬき、赤、リンゴ、飛行機」などといったように、1秒間に1個ずつ単語を読み上げ、同じ単語を同じ順番で正確に復唱できるかをチェックするのも効果的です。
こちらは、9歳までは4語、それ以上の年齢では5語以上復唱できることが目安になります。
子どもがあまり言葉を聞き取れていないと感じたら、何かの指示を出すときは、一文を短めに伝えてみたり、一度に何個も指示を出さないようにしてみたりと工夫しましょう。
また、こちらが伝えた指示を子どもがきちんと理解しているかどうかを確かめるために、どんな指示をしたのかを復唱してもらうのもいいでしょう。
もし聞く力に問題がない場合は、「もっと自分に注目してほしい」「叱られたくない」などの理由から嘘をついている可能性もありますので、その背景を慎重に探りましょう。