普通徴収の住民税は、6月から4期に分けて納付することができます。焦ることなく、支払額を出せるように家計を整えていけばよかったのですが、毎月の家計がギリギリだったKさんは、新たなクレジットカードの作成を検討するまでに追い込まれてしまいました。
新しいカードを作るのではなく、「まずは家計相談に」と思ってくださったことは大変よかったと思います。もしさらなるカード決済に進んでいたら、きっと家計は破綻まっしぐらだろうと思います。
「稼いだら税金も増える」副業している人だけでなく、自営業の人も気を付けて
副業収入は必ずしも本業並みの金額にはなりませんし、課税対象となるほど稼いでいないという人も多いでしょう。副業をしながら「確定申告」「納税」を意識していない人もいるかもしれません。しかし、条件に達したら税金がかかるのがルールです。収入が増えたら、税金のことを考えて「納付するお金を取っておく」ことを忘れてはいけません。これは副業する人だけでなく、自営業の人にも同じことが言えます。
人は、収入が増えると支出も増えがちなものです。しかしそれに流されず、コントロールすることが大切です。
クレジットカードでの納税は一時的な解決策になりますが、「これで何とかしている」という人はじわじわと苦しくなることが多いものです。長期的にはカードの支払いは生活を圧迫し、貯蓄の妨げとなることが多いからです。
貯蓄をしたくて副業を始めたのなら、その初心をまっとうしましょう。もちろん、時には楽しみや生活費に副業の収入を使うのもいいと思います。しかしそれを習慣にせず、まずは目的に沿って貯めるべきところは貯め、そこから楽しみのお金は予算をきちんと持って払い出すという形にしておかないと、ずるずるとお金が減っていってしまいます。
収入の中から税金や社会保険料を払って、その残りが正規の「手取り」。そのことを忘れないように、副業の収入を生かしていきましょう。