親を通り越して、優しく子どもたちに注意したら…
公園で禁止されている各行為(たとえば特定の遊具の上にのぼるなど)で子どもが遊んでいて、目の前にいる親がそれを黙認している場合。あるとき、同じく公園で遊んでいた私は、我が子にルール違反がはびこる様を見せ続けるのも嫌なので、親を通り越してその子どもたちに直接優しく控えめに注意したら、それに反感を覚えたらしい親と言い合いになった。その言い合いは、以下のような具合である。
相手:別に迷惑をかけていないから口を出さないでください。子どもは怪我して育つもの
私:公園で禁止されていることはやめてください。うちの子も真似したがるし実際迷惑
相手:みんなで遊ぶ場所なのにそちらの都合を押し付けないでください
私:みんなで遊ぶ場所だからルールを守ってください
相手:意味がわからない。ルールを鵜呑みにするのがいい子育てなのか
こうした行きずりの人との言い合いはお互い相互理解に至る気なんか毛頭ないのでひたすら不毛で疲れるだけだから、できれば避けたい。親を通り越して子どもを直接注意せず、親に「お子さんに注意して頂けますか?」と頼めばよかったのであろうか。たらればは尽きないが、できれば他人からの注意なく自発的にルール・マナーが遵守されたいところである。
また、親自身のルール違反もある。あるお父さんが、周囲にも緻密に配慮しながら子どもと全力で遊ぶ、惚れ惚れする立ち回りを見せていた。そして少し時が経ってふとそのお父さんを見ると若干離れたところでタバコを吸っていた。園内はどこも禁煙である。
たしかに、私が住む郊外には広い公園が多く、実際すぐに煙がこちらに迫ってくるわけではないが、元喫煙者としては喫煙マナーが厳密に守られていないシーンを目撃するとすごく残念な気持ちになる。遊びっぷりのいいお父さんがその辺でタバコを吸っているケースを別の日に別の公園で見かけたので、このあたりでは珍しいことではないのかもしれない。