マナー違反の注意は、こちらの敵意や威圧感をゼロにして控えめにお願いすることで相手の「すみません」という反省を引き出せる可能性が高まるが、体感的に2割くらいは嫌な反応に出会う(無視、悪態、反論など)し、その2割の不快感が凄まじいので極力回避したく、注意せずに済ませることができればそれに越したことはない。総じて、ルール違反・マナー違反は出くわしただけのその時点でこちらの不幸が確定するものなのである。
“潜在的な不快感”が回避できる公園を選択
そこで私が取るようにした方針は「管理人さんがいる公園にしか行かない」である。そうした公園なら利用者は緊張感を持つし、万が一マナー・ルール違反している人を見かけたら管理人さんに注意してもらえればよい。必然的にお出かけ先の選択肢は大幅に狭まるが、管理人さんがいる公園はキレイだし、想定される潜在的な不快感が回避できるメリットの方が格段に大きい。
他にも「自分の子の相手を私(よその親)にさせておいて自分はずっと遠くにいて最後まで挨拶もお礼もない親」や「遊具の順番を子どもに守らせることができない親」など、モヤモヤ親が目立ちがちな公園ではあるが、良識ある気持ちのよい親の方が圧倒的に多く、子どもを介してふと世間話が交わされるやわらかな瞬間は子連れ公園ならではのものではある。
先に紹介したコラムニストのジョルジュさんしかり、私しかり、「子連れ公園のどこがもっとも苦痛か」は人によって若干違うようなので、各位それに応じた対策を講じて、少しでも負担の少ない子連れ公園を満喫されたい。