「つまり、変な人がいっぱいいるってこと?」
「うん。っていうか、転職エージェントの95%くらいはダメ」
「え?ほぼ全部じゃん!」
「まともなエージェントは、たぶん20人に1人もいないよ」
「悪魔みたいな話だな、ほんとに」
「そういうヤバい世界なんだよ」
「でもさ、3万社だっけ?そんなにたくさんあって、しかも、そのうち95%はヤバいんだったら、もう転職エージェント使わない方が良いって話になんない?」
「なんないよ。転職エージェントも玉石混交で付き合いづらいけどさ、それ以前に、非公開求人にアクセスできない状態で転職活動を進める方がよっぽど無理ゲーなんだから」
エージェントを使って
上手に転職するには
「じゃあ、どうすればいいんだよ?」
「田中君の場合は、そうだな…。とりあえず大手のエージェントに1社登録して様子を見つつ、小規模で20代の若手メインで見てるようなエージェント、もう1社か2社に頼るのが良いかもね」
「同時に何社も登録するってこと?」
「そりゃそうだよ。現実的に、転職エージェント1社しか登録しないって、あり得ないよ。特に、初めての転職活動では絶対にあり得ない。エージェントは複数登録が基本」
「そうなんだ…。そんなこと誰も教えてくれないのに」
「日本社会では、いまだに転職がタブー視されているからね。転職活動の話って上司や先輩にはできないし、両親が情報を持っているわけでもないから、かなりのブラックボックスだよね」
そう言って、転職デビルは少し寂しそうな顔をした。
「大手1社っていうのは?」
「リクルートとか、doda(デューダ)、パソナみたいな大手に、まず1社は登録しておくといいよ。単純に、保有求人の総数が多いから選択肢が増える。ただ、経歴が弱い人だと門前払いされることも割とあるから、大手1本だけには絞らない方がいいけどね」