ゾッと背筋が凍り付いた。

「あなたの経歴では、ちょっと転職は厳しいですね」と言われるのが怖くて、僕は今、スマホアプリのAIと会話をしている。自分が弱者であるという事実を、あらためて突きつけられている気がした。

エージェントは複数登録が基本
担当者との相性を見極めよう

「そういう大手に加えて、もう1社か2社くらいは、小規模で田中君みたいな20代の転職支援に力を入れているところに登録するといいよ」

「それ、どうやって探すの?」

「転職アプリやポータルサイトに登録して、そのプラットフォーム上でDMでスカウトしてきたエージェントと話を進めるのが一般的かな。黙ってても毎日のようにメールが飛んでくるから。

 そのとき、やり取りしていてあんまりピンと来なかったら断っちゃってもいいし。もちろん、インターネット検索やSNSで自分で探してみてもいいよ」

「そんな適当な感じでいいの?」

「いいの、いいの。どうせエージェントは担当者の当たり外れがあるから、良い対応をしてもらえるかどうかは実際に出会うまで分からない。出会ってから、その担当者個人が信頼できそうな人かどうか都度判断すればいいから」

このパートのまとめ

転職のルートはいろいろあるが、転職エージェントを利用するのが基本

 転職エージェント経由でないとアクセスできない非公開求人が大量にあるため、直接応募だけでは自分に合う求人を探しきれない。

転職エージェントを安易に信用してはいけない

 参入障壁が低く、金儲け目当ての人も多いため、まともな担当者は20人に1人くらいしかいないと思っておいた方がいい。

転職エージェントは複数に同時に登録すべき

 できるだけ選択肢を増やすための「大手エージェント」と、自分の状況に合いそうな「20代の転職特化エージェント」など。担当者の当たり外れも激しいので、1社だけに絞るのはリスクが高い。