「自分1人で、入社できそうな見込みのある会社を見極めたり、どういう自己PRをすれば内定が出そうかを完璧に考えられる人なら、直接応募でもまったく構わないよ。運よく入社したい会社が採用ページで情報を公開していれば、の話だけどね」
「入社できそうな会社を見極める、って言ってもな…そんな会社、あるのかな?僕の経歴で」
「そう思っちゃう田中君は、やっぱり転職エージェントを使った方が良いと思うな」
「でもさぁ、転職エージェントって、めちゃくちゃたくさんあるだろ?」
「うん。厚生労働省調べで約3万社。実は、日本国内のセブンイレブンの店舗数よりずっと多い」(※出典「民営職業紹介事業所数の推移」)
「げぇ!そんなに?なんでそんなに多いんだよ!」
「簡単に言うと、儲かるから。そして、参入障壁が低いから」
「参入障壁が低いって、資格とかは要るだろ?」
「一応、人材紹介業者の登録条件はあるんだけどね。かなりユルいんだよ。誰でも短期間に始められる仕事で、初期投資もそれほど必要ない。それに、転職希望者の数は年々増えているし、企業の中途採用枠も増えてきているから、市場全体がかなり順調に伸びているんだ」
「へー」
転職エージェントの
95%がダメな理由
「転職エージェントはさ、田中君を企業に紹介して、無事に入社してくれれば、田中君の年収のだいたい30%くらいを報酬としてもらえるんだ」
「僕の年収は350万円くらいしかないけど…、それでも僕1人の入社が決まるだけで100万円以上の報酬になるってこと?」
「単純計算すれば、そうなる。人材紹介は儲かるって言った意味が分かるだろ?」
「僕も、転職エージェントになろうかな」
「バカなこと言うんじゃないよ、まったく。そうやって楽にお金を稼げると思って転職エージェントを目指す人が多いから、有象無象が増え続けて、今やコンビニの数より多くなっちゃったんじゃないか」