自分に意識を向けて頑張ろう

 また、「勉強ばかりしてちゃダメだぞ!」というスポーツ派の大人も勉強との差をわざわざつけなくていいのにと思います。

 勉強だからダメなんでしょうか? 別に野球だってサッカーだって同じですよね? 本人が頑張ると決めたわけですから、それは全力で応援するべきです。

 少し受験生の皆さんとは違うところに意識が向いてしまったかもしれませんが、僕が言いたいことはシンプルで、「受験勉強を頑張るのは、日々甲子園を目指すのと同じくらい尊いものである」ということです。

 ですから、「あいつ勉強ばっかりしちゃってイタいよな」のようなことを言われても気にする必要はありません。皆さんの勉強する姿は最高にかっこいいと僕は心から思います。

びーやまwakatte.TV・びーやま氏(写真:新谷明史)

 皆さんが全力を尽くして挑もうとしている大学受験は決して不必要なものでも、無意味なものでもありません。大学受験で身につくものは学力だけでなく、忍耐力や思考力、そして目標達成力など多岐に渡ります。

 僕はどんな大学であれ、受験勉強を頑張った人には優秀な人が多いと感じます。

 受験生である皆さんは、受験や大学を腐してくる大人のことは気にせずに、自分のやりたいように勉強をしてもらえればと思います。

 同時に、スポーツを頑張りたい人や芸術分野を磨きたい人もそのまま努力を重ねてください。

 どんなことであれ、努力に貴賎はありません。勉強もスポーツも芸術も、その人が全力で努力をしたのなら、それは社会で認められます。

 他人ではなく、自分の意識を向けて成長につなげていきましょう。

びーやま[著]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。

高田ふーみん[協力]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退(現役合格)。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。