新年度がスタート。「今年こそ韓国語を覚えて話せるようになりたい」「韓国ドラマを字幕なしで楽しみたい」と、韓国語の習得を目指している人もいるかもしれない。そんな人におすすめなのが、『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている一冊。今回は著者のハングルノート加藤氏に「すぐに使える簡単な韓国語フレーズ」を聞いた。

韓国ドラマでもよく聞く「店員に声をかける」フレーズを3つ紹介!
飲食店に行ったとき、店員の方に声をかけるときの「すみません」。
韓国ドラマの食事のシーンなどでもよく見かけます。
店員に声をかけたいとき、韓国ではいろいろな言い方をするので、実際に韓国旅行に行ったときにどれを使っていいのか迷うかもしれません。
今回は韓国語で店員を呼びたいときの「すみません」に当たるフレーズを3つご紹介します。
①すみません:チョギヨ(저기요.)
まず1つ目の「すみません」は「チョギヨ(저기요.)」です。
「チョギ(저기)」は日本語で「あそこ」という意味で「ヨ(요)」は「~です」を表す語尾です。
直訳は「あそこです」という意味になりますが、お店で使うときは店員を呼ぶ「すみません」という意味になります。
②すみません:ヨギヨ(여기요.)
2つ目の「すみません」は「ヨギヨ(여기요.)」です。
「ヨギ(여기)」は日本語で「ここ」という意味で「ヨ(요)」は「~です」を表す語尾です。
直訳は「ここです」で、店員を呼ぶときに「すみません」というニュアンスの言葉になります。
③社長さん:サジャンニム(사장님)
最後に店員さんを呼ぶときによく使う表現に「サジャンニム(사장님)」という言葉があります。
これは、日本語で「社長さん」という意味で、よく使います。
「サジャン(사장)」は日本語で「社長」と言う意味で、「ニム(님)」は「~様」や「~さん」という意味です。
日本語では「社長」と言っても失礼にはあたりませんが、韓国語で「社長」を呼ぶときに「サジャン(사장)」のみで使うと敬意がなく失礼な呼び方になってしまいます。
そいういうわけで、必ず社長の後に「ニム(님)」を使います。
この「サジャンニム(사장님)」は店員が社長ではなく、一般の店員やパート・アルバイトの場合でも「サジャンニム(사장님)」と声をかけてOKです。
では、韓国旅行に行って、飲食店で店員を呼ぶとき、この3つのうちどれを使えばいいのでしょうか?
正解は……どれを使ってもOK!
忙しいお店だとなかなか気づいてもらえないことがあるので、手を挙げて大きな声で「チョギヨ!」や「サジャンニム!」と言うといいでしょう。
初対面では使わないほうがいい「呼びかけるフレーズ」とは?
今回ご紹介した以外にも、韓国ドラマで店員を呼ぶシーンで「イモニム(이모님.:おばさん)」や「イモ(이모.:おばさん)」、「ヌナ(누나:お姉さん)」という呼び方を聞いたこともあるかもしれません。
この「イモニム」「イモ」「ヌナ」は「親しい関係性のときに使う言葉」なので、初めてのお店で使うときにちょっと注意が必要です。
そういうわけで、初めて訪れたお店で注文するときは先ほどご紹介した、「チョギヨ」「ヨギヨ」「サジャンニム」を使うのが無難です。
今回ご紹介したフレーズは韓国ドラマや映画で本当によく聞くフレーズです。
覚えておくと、韓国ドラマや映画で飲食店のシーンでセリフが聞き取れるかもしれません。
実際に韓国旅行に行ったときにも、ぜひ使ってみてくださいね。
『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』は、知識ゼロから楽しく韓国語を身につける方法をたくさん紹介しています。