【緊張と奇跡】「勝てなきゃ終わる」現場で起きた“本物のゴール”に全員が泣いた
【YouTube総再生回数60億突破】知る人ぞ知る凄腕クリエイターが初めて明かす「圧倒的な企画力」のすべて。企画・マーケティング・クリエイター・営業職 必読のトップYouTube作家&マーケッター、初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)は、企画に悩む、すべての人に向けてノウハウを初公開している。クリエイティブな仕事の全体像を俯瞰しつつ「見えない条件文」「企画発想技12選」「構成は木」「データとの向き合い方」など、わかりやすく解説。とっつきやすい「お題」も出題され、実演しながら学べる構成にもなっており、学びになるコンテンツが満載だ。現在、約30チャンネルへ企画提供をしており、有名企業のコンサルティングやアドバイザーなどを行っている著者が、そのノウハウを「PDCA(計画・実行・評価・改善)式にわかりやすく解説した本書から、一部を抜粋・編集したものをお送りする。

これまででいちばん大変だった現場はどこですか?
たけち
「インフルエンサーチームが絶対に勝たなきゃいけない試合」
インフルエンサーのサッカーチームをつくるというスポーツドキュメンタリーを演出したときが、いちばん大変でしたね。
撮影自体はそこまで難しい内容ではなかったのですが、その企画のストーリー的には、インフルエンサーチームが絶対に勝ってほしい、勝たないと展開的にあり得ない企画だったんです。
そんな企画を組んでしまったので、スタッフ一同祈りながら試合の撮影に臨みました。
「格下すぎてもダメ」な対戦相手選びのジレンマ
絶対に勝たなければいけない企画とはいえ、難しいのは、対戦相手が格下すぎたら、試聴者の気持ちが乗らない。だから、社会人リーグで活躍する実力のある対戦相手を用意したんです。
その試合に向けて、大きな予算を使ってインフルエンサーチームの合宿なども実施しているので、そういう先行投資の金銭的な意味でも本当に「負けられない戦い」でした。
信じるしかない! 極限の現場の緊張感
いざ試合が始まったら、演者のみんなを信じることしかできないのですが、企画者としては緊張感がハンパなかったです。
大きな撮影時の“現場あるある”なのですが、そういうときこそ、何か撮影中に台本からはみ出した奇跡が起こったりするんです。不思議なことに、絶対に負けられない試合ほど、奇跡的なゴールが決まったり、感動的な展開が生まれたりします。
涙ながらにカメラを回すディレクターや興奮してカメラに映り込んで選手にハグしにいくADなど、本当にスタッフ・演者が一体となって撮影に挑みました。
ライオン企画、緊張と紙一重の現場
すのはら
僕は、ライオンを扱った企画の撮影現場ですかね。ライオンの重量に床が耐えれるのか、ライオンが怒って暴れたりしないか。相手が猛獣だけに、死亡事故だって考えられるので、すごく気を使いました。
まさかの“癒し回”に……ライオンさん、ご機嫌
結果として、撮影当日のライオンさんは機嫌がよく、ただただカワイイだけの撮影になってよかったです。
※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。