2017年の発売以降、今でも多くの人に読まれ続けている『ありがとうの魔法』。本書は、小林正観さんの40年間に及ぶ研究のなかで、いちばん伝えたかったことをまとめた「ベスト・メッセージ集」だ。あらゆる悩みを解決する「ありがとう」の秘訣が1冊にまとめられていて、読者からの大きな反響を呼んでいる。この連載では、本書のエッセンスの一部をお伝えしていく。

「自分が心地よくて、幸せを感じるような予言」だけを信じたほうがいい
一般的に「幸せだ」と思えることも、一般的に「不幸だ」と思えることも、自分に起こることはすべて、自分の魂が決めてきたことのようで、「自分が生まれてくる前に書いたシナリオ通り」に進んでいるらしいのです。
であるとするならば、「◯◯◯◯をしなければ、事故に遭う」「◯◯◯◯を選択しなければ、不幸になる」「◯◯◯◯をしなければ、早死にする」などという「悪しき占い」は、信じる必要がないということになります。
シナリオ通りに進んでいくならば、病気も事故も死も回避できないことがわかります。
「なる人はなる」し、「遭遇する人は遭遇する」し、「死ぬ人は死ぬ」からです。
「悪しき占い」は、病気や死を「不幸なこと」とする前提のもとに成り立っています。
ですが、人の死は、他人がどうこうできる問題ではないらしいのです。
「災害が起きるぞ。何十人もの死者が出るぞ」など、「聞いていて楽しくない予言」=「悪しき予言」は、まったく当たらないといえるでしょう。
「悪しき予言」をした人は、「自分の信用のため」に、「必ずその予言が起きてほしい」と潜在意識の中で祈りはじめるようになるでしょう(本人は、祈りはじめたことに気がついていません)。
「何十人も死ぬような出来事」を潜在意識の中で祈りはじめると、「魂」を悪魔に乗っ取られてしまうと思います。
ここでいう「悪魔」とは、「人の不幸や悲劇を望む心のこと」です。
悪魔にコントロールされている予言者や占い師は、「聖なる側」にはいませんから、正しい情報が入ってこないと思います。ゆえに「まったく当たらない」ことになります。
反対に、「自分が心地よくて、幸せを感じるような予言」を聞いたら、それは信じたほうがいいと思います。
たとえば、「私に会った人は、みんな若返って、きれいになっていくんですよね」という「楽しき予言」をする人がいたとします。
この人は、「予言をした以上、若返ってくれないと自分の信用を失ってしまう」ため、その相手が幸せを感じられるように、心の底から祈りはじめることでしょう。
【悪の側にいる占い師・予言者】
●過度に荘厳で、重々しくて、威厳に満ちた姿、形、格好をしている
●まわりに「よき仲間」がいない
●「悪しき予言」をする
【聖なる側にいる占い師・予言者】
●見た目は普通の格好をしている
●「よき仲間」に囲まれている
●「楽しき予言」をする
「楽しき予言」をする人は、「聖なる側」「神の側」にいる人かもしれません。ですから、当たる確率が高いようなのです。
ということは、「楽しき予言」をしている人は、「人に喜ばれる」存在であり、あなたにとって「よき仲間」になりうることでしょう。