説明会に参加できなくても、後日、選管に問い合わせれば、配付資料と同じものを入手できます。
無所属で立候補するか、政党に頼るか
実際に立候補を経験した人によると、まず「ひとりで出る(無所属)か」「政党から出るか」で悩むといいます。
初立候補の選挙をひとりでたたかい抜く自信がある人よりも、何がしかの力添えが欲しい人のほうが多いでしょう。その際は、既存政党がおこなう候補者公募に応募する手があります。
ためしにインターネットで「候補者公募」と検索すると、各政党の特設サイトがずらり並びます。募集要項は政党によって異なりますが、履歴書や経歴書小論文などを送るケースが一般的です。
各政党の綱領(こうりょう)(基本理念や、どんな社会をめざすか、どう実現するかといった指針をまとめた文書)や政策を読み比べて「どの政党に共感できるか」「どの政党から選挙に出るか」を考えてみると面白いですよ。
「どこかひとつの政党と深く関わるなんて、今までの人生とは無縁すぎる」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、新人が立候補するとしたら、まったくの無所属より既存政党に頼るほうが、ハードルが高そうに見えて、じつは最も現実味があるように思います。
こうして「立候補の手引」を眺めたり、各政党の綱領を読み比べたりするうちに、だんだん政治や選挙が身近になってくるのを実感できるはずです。