売れる営業マンになるには、まずはルールづくりから始めましょう。売上が伸びていない原因は、自分でわかっているものです。まずは、営業マンとしてどういう行動をとるべきかを紹介します。営業マン特有の「サボリ」――生かすも生かさないも、その人次第。サボリながら、売上を伸ばす方法、教えます。
新刊『営業が死ぬほど嫌いでもラクに結果を出せる36のコツ』の著者・嶋津良智氏による連載第2回。
営業が苦手でも大丈夫!
売れる営業マンに変わるためにルールを設けよう
「外回りの営業マンは、喫茶店などでサボってばかり」
内勤の人のなかには、そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。
かくいう私も、よくサボる営業マンの一人でした。しかし、同じサボるのでも、サボり方次第でその意味はまったく違ってくると考えていました。
私がいた会社では、客先への訪問の手段は、電車やバスなどの公共交通機関と決められていました。
しかし、訪問予定があちこちに散らばってしまったり、客先が駅から歩くには遠いところにあったりすることもあり、そんなときは面倒なので、会社に内緒でクルマを使っていました。
クルマで営業している人ならわかるはずですが、車内は昼寝するのにピッタリなんですよね(笑)。
私もあるとき客先訪問の前に、クルマのなかで昼寝をしていました。そして起きたら、ワイパーにこんな紙が挟まっていました。「よく寝ていらっしゃったので、お声をかけずにそのまま行きます」
後輩からの手紙でした。昼寝をしているところを見られていたのです。
ちょっと決まりの悪い思いはしましたが、だからといって、別にどうということはありません。その後輩には「営業はやることをやればサボってもいいんだよ」などと釈明した思い出があります。