こちらから相手への共感を示す
相手の共感を引き出すには、こちらが先に共感を示すのが近道です。
プレゼンの場ではあまりないかもしれませんが、相手の話で納得できる点があれば、次のような感じですかさず反応しましょう。
「本当に素晴らしいですね!」
→ 小さく拍手しながら、感心した気持ちを伝えます。
「そんなご苦労があったとは、まったく知りませんでした!」
→ 深く頷きながら、感動を伝えます。
「まさに、おっしゃるとおりだと思います」
→ 深く頷きながら、相手への共感を示します。
「そういえば、ブログでも~とおっしゃっていましたね」
→ 相手のことを事前にいろいろ調べていることをさりげなく伝えます。
「以前、証券会社に勤めていた時、同じような経験をしました」
→ 相手の話に対する理解を示しつつ、自分のキャリアもさりげなく伝えます。
「楽器好きにとっては、とてもしっくりくる表現ですね!」
→ 自分の趣味をさりげなく伝えます。
自分らしいアクションを織り交ぜる
相手の共感を上手に引き出すには、言葉だけでなくアクションも重要です。私がよく使うものをいくつかご紹介します。
思わず手を打ちながら大笑い
→ 素直に面白かったこと、大いに感動したことを伝えます。
目線を上げて、大きく頷く
→ 深い理解を示すことができます。
玄関やエレベーターで、姿が完全に見えなくなるまで敬礼
車を見送る際、車が見えなくなるまでその場を動かない
→ 相手への謝意を丁寧に伝えることができます。
皆が笑っている時は笑わない
みんなが笑っていない時に笑う
→ 他の人とは違うスタンス、違う視点で聞いていることを示します。
ただし、わざとらしいアクションは場を白けさせる危険もあるので、あまり大げさでない自然な感じを心掛けましょう。
「アクティブ リスニング」には、準備→本番(「傾聴」と「問答」)→フォローの3ステップにそって48のスキルがあります。
次回もまたその一部をご紹介します。