肝心なのは、私たちが見ているものと導き出す結論と、実際に何が行なわれているかの間の矛盾を直視する勇気を持つことである。基礎となる仮定を疑うことが、ブレイクスルーに必要なのである。
理解の進行には、世の中がどうなっていて、なぜそうなっているかの基礎となる仮定を疑うことが必要だ。私たちが世の中とその原理をより理解することができれば、私たちの人生はよりよいものとなるであろう」
『ザ・ゴール2』を読んだ読者が「思考プロセス」を実践することで、一人ひとりの充実した意義ある人生に近づくことができれば、博士の打ち立てた『ザ・ゴール』(目標)に近づいているということになるではないでしょうか。
充実した意義ある人生を送るために
工場閉鎖の危機を救った新城吾郎。取締役に抜擢され、多角事業部本部長として手腕をふるっていた。ある日、取締役会の場で「業績不振」を理由に吾郎が統括している3社を売却せよとの緊急動議が出される。恩師ジョナに授けられた問題解決手法「思考プロセス」で、再び危機を乗り越えることはできるのか?