ダイヤモンド社より発売された『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』よりその一部を抜粋してお届けする。
「丹田」を意識した「丹田呼吸法」
「丹田」とは、おへそより指3、4本分下がったところにあるツボのことだ。
この丹田にあるチャクラは、「自分のよりどころとなる場」であるとされ、とても重要な部位だと言われている。体調が悪い人はここが冷えている人が多い。
丹田の位置がわからなければ、仰向けに寝て、両手を腹筋のあたりに当てて少し上体を起こすように息を吐きながら腹筋運動をすると、かたくなるところがあるのがわかる。その1番かたくなったところが丹田だ。
腹式呼吸にプラスして、丹田を意識した「丹田呼吸法」は、あらゆる不調を解消する魔法の呼吸法といっても過言ではない。
丹田呼吸法は、自律神経が緊張気味のときはリラックスさせ、疲労により機能が低下しているときは適度の緊張を取り戻させて、回復させることができる。
気持ちを鎮め、清々しい気持ちでいるには、息を入れるときにおなかを十分に使うこの呼吸を行ない、ゆっくりとなめらかに息を出してゆくことが効果的だ。
その他、効果はいろいろある。呼吸を司る横隔膜が鍛えられる。免疫力を高められる。血行がよくなり、冷え症が改善する。集中力が高まる、などだ。