「ビジョン」や「ミッション」を持つことが大切だと、成功している経営者の多くが言うものの、なぜ「ビジョン」は大切で、どのように作られるのだろうか?また、立派な額に入れられて社長室に飾られているが、実際の業務にはまったく生かされていない「ビジョン・ステートメント」(経営理念)も多い。メンバー皆が共感でき、全力でがんばれるようなビジョンをいかに作り、継続するか――物語でわかりやすく描いた『ザ・ビジョン』を、『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』の著者、渡邊康弘氏が紹介する。

ビジョンの大切さはわかっていても……


 組織も個人も、明確なビジョンがなければ、進むべき方向が見えないので、目先の出来事にとらわれてエネルギーを浪費するばかりになってしまいます。

 しかし、ビジョンの欠落が大きな問題を生むと知っていながらも、どうビジョンを生み出し、そして浸透させるかを知らない人は多いものです。単にきれいな言葉がならんでいるだけで、誰も本気に思っていない「ビジョン・ステートメント」もありがちなものです。

 では、どのようにすれば「ビジョン」を作り、そして浸透させていけるのか?

 その方法がストーリーでわかりやすく示されているのが本書、『ザ・ビジョン』です。内容を見ていきましょう。