ソニー創業者・井深大氏も絶賛した『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』や、『0歳からみるみる賢くなる55の心得』などが大人気の「脳科学の権威」久保田競氏と「脳科学おばあちゃん」久保田カヨ子氏｡これまで、長らく、育脳教育の最重要指針に「早期からの算数力アップ」を掲げてきた。
そして、84歳になったばかりの注目書籍『小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣――お風呂で唱えるだけで算数力がアップ！「お経式暗算法」ミラクルシート付き』が発売たちまち大反響！アマゾン第1位（「教育・学参・受験」＆「子育て」ジャンル）となった。
オビには「2歳でも小1の算数がとける！」という衝撃的なコピーがあり、最新脳科学に基づく「お経式暗算法」を取り入れた、世界初!?のメソッドで、お湯につけるとピタッとつく「お風呂に貼れるミラクルシート付き」だという。
ノーベル賞受賞者と算数、数学の非常識な関係を紹介する。
ノーベル賞と脳科学の関係
久保田カヨ子（Kayoko Kubota）脳科学の権威である京都大学名誉教授・久保田競氏の妻で2人の息子の母。この20年で3000人以上の赤ちゃんの脳を活性化させてきた。テレビなどで「脳科学おばあちゃん」として有名。累計38万部突破のシリーズ『0歳からみるみる賢くなる55の心得』『1歳からみるみる頭がよくなる51の方法』『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』『赤ちゃん教育──頭のいい子は歩くまでに決まる』『カヨ子ばあちゃんの子育て日めくり』（以上、ダイヤモンド社）などベスト＆ロングセラー多数。ズバッとした物言いのなかに、温かく頼りがいのあるアドバイスが好評。
【脳研工房ＨＰ】www.umanma.co.jp/
脳科学は、基礎も臨床もノーベル賞受賞者の業績を背景に発展を続けています。
発展を推進させているのは研究者で、脳科学での受賞者は、5年に1人ぐらいの割合で出ています。
1900年、第1回のノーベル物理学賞を受賞したのは、ヴィルヘルム・レントゲンで、Ｘ線の発見の功績が理由でした。
Ｘ線の発見を例に、ノーベル賞と算数・数学の非常識的な関係を紹介しましょう。
これから触れる内容は、ノーベル賞に限らず、すぐれた研究なら言えることです。
レントゲンは、Ｘ線を奥さんの手に当てて、手の指にはめている指輪と手の骨の写真を撮影しました（1896年）。
Ｘ線は、いろいろな物質を通り抜けて蛍光を出すので、見えないものが見えるようになります。
Ｘ線で脳の写真を撮ると、きれいな脳の写真が撮れます。
表面に頭部皮膚があって、その下に頭蓋骨、その下に固い脳硬膜、その下にクモ膜下腔があって、その下にやわらかい脳軟膜に包まれた大脳皮質、その下に大脳白質があり、その下が脳の中心部になり、脳脊髄液をつくっている脳室があります。
脳脊髄液が、脳硬膜で包まれている脳を循環して、脳が働けるようにしています。
脳室の脳脊髄液を空気に変えてＸ線写真を撮ると、異物があるとよく見えます。
これは、脳の細胞が異常に増殖する腫瘍ができ、よく見えるようになるのです。
