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第422回
ノンアルコールの大ヒットで問われるアサヒvsキリン「ビール首位争い」の意義
2009年のビール類のトップシェアはアサヒとキリンが並存した。意地と面子が正面衝突した格好だが、実はこの頂上決戦を冷ややかに見る関係者は多い。背景には、ビール類の統計には含まれないノンアルコール系の販売増などがある。
第421回
新放送センターの建設をぶち上げるNHKの厚顔無恥
日本放送協会(NHK)が、本部機能を担う放送センターを建て直し、新たな社屋の建設計画に乗り出したことがわかった。職員からは「待遇を下げておいて、なぜ今やる必要があるのだ」と怨嗟の声が上がっている。
第420回
予算を“使い切れない”中国政府日本の上いくムダづかいの懸念
中国で、2009年度予算(中国は12月が年度末)の執行残が問題だ。財政支出の内容は3月の全国人民代表大会で審査されるため、実質的な執行期間は9ヵ月。中国政府にとって“カネの使い道”は本年度最大の課題だ。
第221回
OEMプリンタ不振のキヤノンHPとの関係見直し論が再浮上
キヤノンは2009年12月期決算で2期連続の減収減益となる。とりわけ、HPにOEM供給しているレーザープリンタの販売不振が著しい。この体たらくが続くようでは、関係見直し論が再浮上する可能性もある。
第88回
政府は22日の企業再生支援機構による支援決定の予定を前倒しして、19日にJALの会社更生法適用申請をする方針に舵を切った。責任の押し付け合いでタイムアウトとなった政府の迷走ぶりを検証する。
第419回
イトーヨーカ堂苦戦、資生堂躍進消費の二極化進む中国市場の明暗
世界最大の消費市場として脚光を浴びる中国だが、13億人の市場は決して均一ではない。それは、イトーヨーカ堂の苦戦と資生堂の躍進という明暗に示されている。
第220回
アジアの盟主の座を降りる?新日本製鐵の新中計の中身
新日本製鐵は、三村明夫前社長(現会長)時代に掲げた「粗鋼生産能力4000万トン+α」の目標を事実上取り下げ、規模拡大戦略を見直すのではないかという観測が流れている。「鉄は国家なり」の威信やいかに。
第418回
市場予想裏切った米国雇用統計ドル高基調への転換は来年以降
米国の12月雇用統計の非農業部門雇用者数は、前月比8万5000人減だった。これを受けて、86円台から93円台まで低下していた円の対ドルレートも91円台にまで押し戻された。米国経済の本格回復への道のりは遠そうだ。
第219回
100%“エコタイヤ”宣言をしたブリヂストンが狙う先行者利益
「2014年までにわれわれのタイヤは100%、エコタイヤにする」と宣言したブリヂストンの荒川社長。タイヤ市場の縮小が続く中、需要喚起の起爆剤を“エコ”に託す。
第417回
世界のLNG市場に価格破壊米国発「シェールガス革命」の衝撃
全米で「シェールガス」という新型の天然ガスが大増産されている。日本の総合商社も商機を見出し、参戦を始めた。米国発のガス革命が世界の資源地図を塗り替えようとしているのだ。
第416回
国、自治体は後に続けるか?名古屋市が市民税10%減税
名古屋市の河村たかし市長は年頭会見で「人件費を減らしながら減税し、市民に返していきたい」と語った。同市の人件費は2000億円に達っし、1割カットで200億円。同市に倣えば国も減税を実現できるのではないか。
第218回
“プラズマ復権”狙うパナソニック3Dテレビに寄せる淡い期待
パナソニックのプラズマパネル生産拠点、尼崎第三工場が本格稼働を始めた。3Dテレビの立ち上がりにプラズマ復権の期待をよせるが、なんともおぼろげである。
第415回
審議の前に交付額内示を強行バラマキ優先の医療再生基金
崩壊する医療の立て直しを目指す地域医療再生基金の混乱は収まる様子もない。計画どおり1月中に交付決定するための苦肉の策として有識者会議を開く前にいきなり交付額を内示する“反則技”を繰り出したのだ。
第87回
民主党の公約「労働者派遣法改正」は、派遣労働者に派遣会社、派遣先にまでデメリットをもたらす案が盛り込まれている。同改正案の問題点と課題に迫った。
第217回
民主党の決定力不足が露呈崖っ縁のJALの行方
昨年末には一時60円の株価を付けた日本航空。政府が2000億円の融資枠を設定したことで、株価は80円台にまで持ち直したが、市場には不安感が漂っている。支持率低下を懸念し迷走している政府の影響が大きいようだ。
第414回
市場に見透かされた辻褄合わせ鳩山政権の新規国債44兆円枠
2010年度予算が閣議決定された。新規国債発行額は、鳩山由紀夫首相が上限としてこだわった44兆円前後にとどまった。だが、そのぶん国債償還のための借り換え債や財投債発行が増え、国債発行の総額は減らない。
第413回
やっぱり売れたのは巣ごもり関連商品!“イエナカ”派が支えた2010年初売り
年末年始商戦は、極寒の消費不況の中にもかかわらず、前年並みを維持した。不況の“イエナカ”世相を反映してか、売れたのはやはり“巣ごもり”関連商品だった。
第412回
地の利を生かしてアジア強化フィンランドの航空戦略
成田空港からおよそ9時間半。フィンランドは実は「日本に最も近いヨーロッパ」の国だ。アジアに近いという地の利を生かした同国のユニークな航空戦略を紹介しよう。
第28回
携帯端末業界で国内首位のシャープが、欧米市場への“本格進出”を検討している。欧米市場におけるシャープのブランド力は、韓サムスン電子やソニーに劣ってしまう。いかなる勝算があるのか。
第216回
菓子では割高でも肴なら割安グリコがおつまみ市場を開拓
少子化の逆風に悩む菓子業界で江崎グリコはおつまみ市場を開拓。今期40億円の売り上げ目標を掲げたチーズ系スナックの「チーザ」が、酒の肴として人気を博している。