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第221回
「過去最大」の大風呂敷広げた住宅ローン減税拡充案の実態
廃止が予定されていた減税制度を「最大控除可能額を過去最大水準まで引き上げる」と打ち出し、物議を醸している。幅広い世帯でメリットが感じられる制度でなければ、大風呂敷を広げ過ぎといわれても仕方ない。
第58回
フォード経営危機のあおりに巻き込まれたマツダの困惑
相次いで報じられている親会社の米フォード・モーターによるマツダ株の売却。この問題が現実化した場合、海外戦略の面などの不安は大きく、新たな提携などの対応が求められそうだ。
第220回
7年半ぶりに利下げの日銀異例の決定過程が残した“禍根”
10月31日、日本銀行が政策金利であるオーバーナイト物金利の誘導目標を7年半ぶりに引き下げた。総裁決定を仰ぐ異例の事態となった今回のプロセスは、今後に禍根を残しかねない問題を孕んでいるようだ。
第6回
パナソニックが三洋電機を買収する方向で調整に入った。パナソニックの創業者・松下幸之助氏の妻が、三洋電機の創業者・井植歳男氏の姉で、浅からぬ因縁があるが、ビジネス上の付き合いはなかった。急接近の背景には何があったのか。
第57回
不況を追い風にユニクロ同様の高利益率自転車専門店あさひの快進撃
小売り各社が不調の中、絶好調なのが自転車専門販売店「あさひ」である。快進撃の秘密は、ガソリン高や健康志向で自転車の魅力が見直されていることに加え、業界唯一の製造・物流・販売の一貫体制を確立している点だ。
第56回
広島カープの経営指南に乗り出す三井物産の気炎万丈
10月末、三井物産は広島カープから新球場のスポンサー開拓業務を受託したと発表した。プロ野球で、この種の契約は極めて異例。三井にとっても、未知の世界への挑戦となる。
第55回
「継続は力なり」で実用化神戸製鋼の夢の石炭改質技術
見向きもされなかった炭鉱が“宝の山”に変わる技術に育つか。水分含有量が3~4割と多く、未利用だった低品位石炭(褐炭)に、実用化の道が開けてきた。神戸製鋼所が褐炭を高品位炭へ改質する技術の実用化に成功したのだ。褐炭の利用が拡大していけば、結果的に高品位炭の需給も緩むとあって、改質技術が待ち望まれていた。オイルショック時に着手した石炭液化の研究が30年以上も継続されて実ったもので「継続は力なり」を象徴するような技術である。
第54回
ポイント制強化は奏功するかコジマが挑む方針転換の困難
現金値引きにこだわってきたコジマが、ポイント制度制強化の方針を打ち出した。しかし、「強化の目的を、顧客に還元する方法を多様化するためとしているが、実情は厳しい。」と業界幹部は言う。
第53回
レース用の車イスまで開発するホンダの総合モビリティー戦略
ソーラーパネルや小型ジェット機まで作るホンダは、介護・福祉の最先端分野でも存在感を示している。先日開かれた身障者のための技能五輪では、ホンダの技術が大活躍した。
第18回
HPの大幅値下げが引き金ミニノートPCの「消耗戦」
HPが、6月に発売したばかりのミニノートPCを最大25%値下げし、PCメーカーに衝撃が走った。立ち上がったばかりのミニノートPC市場は、はや消耗戦に突入した。
第17回
三井物産のBSデジタル放送戦略ぶち上げた多チャンネル化の多難
参入希望が殺到している次期BSデジタル放送をめぐり、三井物産の戦略が物議を醸している。背景には、BSデジタルで多チャンネル事業に参入したいという思惑があるようだ。
第219回
投資銀行マンのもらい逃げを防げるか?リーマン社員を厚遇する野村の本当のリスク
単年度の成績次第で巨額の報酬を稼げた投資銀行の世界。会社への忠誠心は無きに等しかった。旧リーマン社員を厚遇する野村が抱え込んだリスクとは、この異文化との衝突、亀裂に他ならない。
第218回
完成した静岡・太田川ダム堤体にひび割れのピンチ!
静岡県森町に建設された太田川ダム。念願のダム完成なのに、地元からは不安の声が上がっている。なんと、ダム堤体に多数のひび割れがあることが最近になって判明したからだ。
第217回
女心をつかみクルマの衝動買いを促すトヨタオートモールの演出力
埼玉県のイオンレイクタウン内にオープンしたトヨタオートモールで、耳を疑うようなことが起きている。この国内販売不振の時代に、クルマの衝動買いが増えているというのだ。
第52回
クレディアや三和Fを続々傘下にかざかファイナンスの逆張り戦略
改正貸金業法による上限金利引き下げや過払い金返還請求などで、急速に縮小しつつある消費者金融業界。そんななか、矢継ぎ早に同業他社を手中に収め、規模を拡大しているかざかファイナンスが話題を呼んでいる。
第51回
パイオニアが業績下方修正へ迫る巨額社債償還が追い打ち
四期連続の最終赤字に喘ぐパイオニアが、プラズマパネルの生産から撤退を決めた。さらに、車載機器事業が今期に入って失速、社債の償還期限も迫り、構造改革の途上で二重苦に見舞われている。
第216回
大手メーカーが凍りついた中国産冷凍毒インゲン事件の影響
冷凍毒入りギョーザ事件後、中国の工場では厳格な安全管理が行なわれている。そんな“モデル工場”ともいうべき煙台北海食品の冷凍インゲンから農薬が検出されたため、国内大手メーカーのショックは計り知れない。
第16回
数兆円規模の新市場をつくれるかヤフー、楽天の“決済機能外部提供”
楽天は、他社のサイトでも個人情報をそのつど入力しなくても数クリックで買い物ができるサービスを開始した。今後は、同様のサービスをすでに始めているヤフーと導入サイト数を巡って陣取り合戦が激化しそうだ。
第50回
ベスト電器とビックカメラ提携3位に陥落エディオンの正念場
郊外型店舗を中心に九州でシェア上位のベスト電器が、都市型店舗を展開する5位のビックカメラの持ち分法適用会社となる。現時点で、業界2位のエディオンにとって今期は、生き残りを賭けた試練の年となりそうだ。
第15回
徹底した低価格戦略でシェアを急拡大してきた米ヴィジオが、日本市場に進出する。日本メーカーは、超薄型化や高画質化などの高付加価値戦略で対抗するが、金融危機の影響もあり、年末商戦には不透明感が漂う。