デロイトトーマツコンサルティング
最終回
先進国の景気回復基調が鮮明になってきたが、依然として不安要素は多い。「病み上がり」の今こそ、柔軟な経営が不可欠だ。最終回では、業界を問わず今後の不確実性に対処するための「最強の中核戦略」をお伝えしよう。

第11回
不況下では、いつ何時「あり得ない」事態が起きるとも限らない。ならば、常日頃から最悪のシナリオを想定しながら戦略を立てる必要がある。今回は、あり得ない事態が現実となった監査業界のケースを紹介しよう。

第10回
「ただでさえ大変な時期に、事業シナリオをいくつも思い描けるはずがない」。不況下の中小企業からは、こんな溜め息が聞こえてきそうだ。だが、柔軟な発想を怠ると、「中核戦略」そのものが揺らいでしまう危険がある。

第9回
小売業界と同様、不況のただ中に置かれている消費財業界。消費低下の大きなうねりや消費者の過度な安全志向の高まりなど、この業界を覆う「不確実性」は多い。企業が暗雲に飲み込まれないためのヒントをお伝えしよう。

第8回
百貨店をはじめ、これまでの「王者」が総崩れの様相を呈している小売業界。だがそれを尻目に、低価格・高品質の商品を武器に急成長を遂げている企業も多い。同じ苦境下で、何故これほど「戦略の差」が出るのか?

第7回
不況でも需要が衰えることがない医療機器業界。しかし、大不況を境に、医療現場のニーズは、想像以上のスピードで変化し続けている。現場の経営効率化に向けたコンサルティング力強化が、勝ち残るための条件となる。

第6回
これまで分析してきた業界と比べて、通信業界はリーマンショックで大きな打撃を被っていない。だが、将来的に戦略のパラドックスを招きかねない「不確実性」は山積している。新たな事業展開の考案は、早眉の急だ。

第5回
今回は、世界的に業績不振で苦しんでいる航空運輸業界を取り上げ、「戦略のパラドックス」の観点から分析する。航空運輸業界は「オープンスカイの動向・燃油費の変動・景気動向」といった不確実性に大きな影響を受けており、これからもそれは変わらない。加えてリーマン・ショック以降は、それ以前は「勝ち組」とも言われていたエアラインも含めて多くが赤字に苦しんでおり、「業界全体として有力な成功モデルを見失った」と言えるのではないだろうか。

第4回
リーマンショックの影響により、激変の様相を呈している自動車業界。今後各社はどこへ向かうのか? 前回に引き続き、今回は勝ち残るためのキーワードとなる「EV」(電気自動車)を軸に、業界の行方を占おう。

第3回
リーマンショックの影響により、あらゆる産業の中で最も変容を遂げた自動車業界。金融危機発生の前後で比べると、当初の予測シナリオはまさに「対極」へとずれてしまった。業界が今進もうとしている方向を考察する。

第2回
肝入りで始めた経営戦略が、かえってリスクを招いてしまう――。そんな「戦略のパラドックス」に陥らないためには、不確実性に対処する「偶発戦略」が重要だ。今回はHDD業界を例にとり、詳しく説明しよう。

第1回
世界危機の後遺症で、過去に例がないほど「不確実性」が増している経済には、「戦略のパラドックス」という大きな落とし穴がある。激動の市場で企業が勝ち残るためには、どんな経営戦略を考えるべきなのか?
