田中秀征

田中秀征

元経済企画庁長官、福山大学客員教授
1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。
第154回
「近いうち解散」は首相と国民との約束か日本の今後4年間を決める総選挙に拙速は避けよ
田中秀征
15日、3党幹事長会談の場で、輿石東民主党幹事長は、「今週中の党首会談」と「今月中の臨時国会召集」の考えを伝えた。この日程でも、年内解散・総選挙はきわめて困難。早くても1月解散、2月総選挙にならざるを得ない。
「近いうち解散」は首相と国民との約束か日本の今後4年間を決める総選挙に拙速は避けよ
第153回
維新の会、みんなの党の「連携」で復活する第三極が二大政党を瓦解させる可能性
田中秀征
関係が冷めていたみんなの党と維新の会が、一転して接近し選挙協力の準備に取りかかった。これは両党にとってはもちろんのこと、日本の政治にとっても実に望ましい。第三極が二大政党を突き崩し、新しい政治の局面が生まれる展望が開けてきたからだ。
維新の会、みんなの党の「連携」で復活する第三極が二大政党を瓦解させる可能性
第152回
文科相起用は吉と出るか、凶と出るか“真紀子リスク”を抱えた野田改造内閣
田中秀征
今回の内閣改造で野田佳彦首相は田中真紀子氏を文部科学大臣として起用し、世間をアッと驚かせた。果たして首相には“真紀子リスク”を抱えて政権を運営する覚悟はあるのだろうか。
文科相起用は吉と出るか、凶と出るか“真紀子リスク”を抱えた野田改造内閣
第151回
安倍新総裁への期待と不安の正体
田中秀征
自民党総裁選は、安倍晋三元首相が決戦投票で石破茂前政調会長に逆転勝利し、間近に迫った国政選挙の“顔”となった。安倍新総裁によって、自民党は政権を奪還できるのか。私は、以前の安倍内閣での失敗から期待と不安の両方を感じている。
安倍新総裁への期待と不安の正体
第150回
中国、韓国の「過剰な愛国心の叫び」が招くもの
田中秀征
連日の中国の反日デモを映像で見る限り、「デモが暴徒化している」というより、「暴徒がデモをしている」と思わざるを得ない。こうした過剰な愛国的行動が破滅を招くことは歴史が繰り返し警告している。
中国、韓国の「過剰な愛国心の叫び」が招くもの
第149回
「選挙で勝てる党首候補」は民主・自民両党にいるか
田中秀征
これから民主、自民両党ともに党首選に突入する。ところが、二党そろっても今回は一向に盛り上がらない。細野豪志氏と谷垣総裁の不出馬によって「盛り上がりカード」をすでに使い果たしてしまったようだ。
「選挙で勝てる党首候補」は民主・自民両党にいるか
第148回
自民党もついに分裂か?混迷する総裁選の行方
田中秀征
自民党の総裁選挙は、最終的には安倍晋三元総裁と石原伸晃現幹事長の決戦になりそうだ。もし両者が全く違う政権の枠組みを目指すとしたら、総選挙の前後に自民党の分裂は避けられなくなる。
自民党もついに分裂か?混迷する総裁選の行方
第147回
解散・総選挙を来年夏以降まで先送りすべき4つの理由
田中秀征
衆議院の解散・総選挙は急ぐべきではない。来年の任期満了でもよいし、7月の参議院選挙と同日でもよい。解散・総選挙を来年の夏以降まで先送りすべき理由はいくつかある。
解散・総選挙を来年夏以降まで先送りすべき4つの理由
第146回
中韓露に脅かされた日本の領土を守る方法
田中秀征
領有権問題をめぐり、日韓関係、日中関係が大きく揺れている。ロシア首相の北方領土訪問もあり、まるで三国が申し合わせたような動きだ。もしこの流れを容認すれば、世界中で新興国による領土紛争が再燃し、果てしない混乱が続く恐れもある。
中韓露に脅かされた日本の領土を守る方法
第145回
ロンドンオリンピック日本選手団と民主党両者の比較で感じた“チーム力”の落差
田中秀征
最近のニュースはロンドン五輪と国内政局が二本柱。しかし2つのニュースは、視聴者に全く正反対の印象を与え続けている。日本選手の大活躍による爽快感とどっちもどっちの与野党攻防のうっとうしさ。この落差はますます拡大するばかりだ。
ロンドンオリンピック日本選手団と民主党両者の比較で感じた“チーム力”の落差
第144回
政界再編のキーマン“ミスターX”は現れるか!?
田中秀征
今の日本はかつてない危機に直面していると言ってもいいが、この危機を乗り切ることができる指導者や政治集団は今のところいない。しかし私は、明確な政治目標を掲げて国民的信頼を受ける指導者“ミスターX”が現れると考えている。
政界再編のキーマン“ミスターX”は現れるか!?
第143回
オスプレイ配備への過程は原発再稼働とそっくり“官意”に従う野田首相の「決める政治」
田中秀征
オスプレイが反対や不安の声を押し切って、岩国基地に陸揚げされた。野田首相は「安全確認ができなければ飛行・運用をさせない」と言い切った。事態の深刻さをようやく察知したのだろうが、この答弁も今までの発言と比べて本質は変わっていない。
オスプレイ配備への過程は原発再稼働とそっくり“官意”に従う野田首相の「決める政治」
第142回
「脱原発デモ」の意味を理解していない野田首相
田中秀征
16日の「さようなら原発10万人集会」は、広い代々木公園を埋め尽くした。また、毎週金曜日の首相官邸への抗議行動も参加者が増え続けている。しかし野田首相は、ごくふつうの人がデモや集会に立ち上がる深刻な事態の本質を全く理解していないようだ。
「脱原発デモ」の意味を理解していない野田首相
第141回
四面楚歌で船出した「小沢新党」があなどれない理由
田中秀征
小沢新党「国民の生活が第一」が結成された。新党は文字通り四面楚歌の中での船出となったが、それにしては小沢一郎代表の顔は意外なほど元気に見えた。おそらく彼なりの戦略や展望があるのだろう。私も小沢新党は決してあなどれない存在だと思っている。
四面楚歌で船出した「小沢新党」があなどれない理由
第140回
躍進の可能性低い“小沢新党”さえ脅威に 総選挙で確実となる「民主党終焉」のはじまり
田中秀征
小沢グループの離党後、消費税増税への対応によって民主党内はいくつかに多極化している。様々な立場の人がいるが、いずれも厳しい世論の評価を受けるに違いない。“小沢新党”が躍進する可能性も低いものの、総選挙となれば今の民主党には大きな脅威だ。
躍進の可能性低い“小沢新党”さえ脅威に 総選挙で確実となる「民主党終焉」のはじまり
第139回
消費増税法案採決で野田・小沢両陣営を翻弄?反対票を投じた鳩山氏の意外な影響
田中秀征
消費税増税関連法案の採決は、野田佳彦首相と小沢一郎元代表の双方にとって、かろうじて面目を保つ奇妙な結果となった。現時点では、与党が過半数を割る「54人の離党」には至りそうもないのが、造反者の数が予想以上であったのにはさまざまな理由がある。
消費増税法案採決で野田・小沢両陣営を翻弄?反対票を投じた鳩山氏の意外な影響
第138回
消費税増税法案成立でも焦りが募る谷垣禎一自民党総裁の誤算
田中秀征
消費税増税法案についての民・自・公3党の修正合意が成立した。一気に展望が開けたように見えるが、谷垣禎一自民党総裁の顔に歓びはない。むしろ、日増しに焦りの色が濃くなっているように見受けられる。
消費税増税法案成立でも焦りが募る谷垣禎一自民党総裁の誤算
第137回
国民の安全より既得権者を守る原子力安全行政へ最後の警告
田中秀征
私は今回の福島第一原発の事故は“人災”だと心得ている。人災とは、言うまでもなく、人間の努力によっては未然に防ぐことができた災害で、今回の事故は明らかにその1つだ。しかし、首相はこの期に及んでもなお経済性を安全性に優先させている印象がある。
国民の安全より既得権者を守る原子力安全行政へ最後の警告
第136回
“安全保障の専門家”が仇になる可能性も森本敏防衛相就任で生まれた新たな懸念
田中秀征
野田佳彦首相は、問責2閣僚を含む5人の閣僚を更迭する内閣改造を断行した。これから野党の矛先は5人の新閣僚に向けられていくが、特に森本敏防衛大臣に対しては格別厳しい目が注がれるだろう。なぜなら、森本氏起用には4つの懸念があるからだ。
“安全保障の専門家”が仇になる可能性も森本敏防衛相就任で生まれた新たな懸念
第135回
野田・小沢会談決裂で加速する民主党政権の“自民党政権化”
田中秀征
注目の野田・小沢会談は、大方の予想通り物別れに終わった。今回の会談によって自民党が「小沢切り」が必至となったと受け取れば、消費税増税法案の審議が急速に進展することになる。しかし、自民党は、このまま可決成立まで協力することはない。
野田・小沢会談決裂で加速する民主党政権の“自民党政権化”
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